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「信州の鎌倉」とも言われる別所温泉は、古刹、名刹の名所でもありますが、そのランドマーク的存在の北向観音から離れた場所に位置しているのが、こちらの共同湯大湯です。車の場合、別所温泉駅を右手に見ながら温泉街へ向かい、直ぐに二股になったY字路を左折します。愛染橋の袂にある無料駐車場に駐車し、徒歩で2-3分直進すると正面に湯小屋が見えてきます。
規模は小さいですが、三層の屋根を持つ立派な建築物です。入り口で入浴券を購入し受付の方に渡すシステムは、別所温泉共同湯の共通システム。ラインナップは内湯&露天が男女各一の構成。内湯は5-6人サイズの長方形。タイル張りの浴槽です、縁に御影をあしらった仕上げが施され、質感はまずまず。マイルドな玉子臭がする源泉は、ほんのりと白いで見えます。体感42度、和み系の浴感で優しい肌当たりです。循環併用ながら、塩素臭はなく、鮮度も良好。溢れ出しも投入量と比較して整合性のある範囲でした。循環の必要性が感じられない湯使いで、内湯に関しては加温やゴミ取りのための循環かもしれません。
露天は5-6人サイズの岩風呂。東屋も付いています。狭いスペースに上手く嵌め込んだような造りです。内湯よりも白濁が濃く、酸化の進みも速いようです。湯温も内湯より温めの体感40度強、景色などは望めませんが、外気に触れながら湯浴みが楽しめるのは気持ちの良いものです。
なお、他の方の書き込みにもあるように、内湯にはこちらの元祖とも言うべき源泉を使用した上がり湯もありますので、是非そちらもお試し下さい。
※以下URLは私が活用させていただいている別所温泉の観光マップです。とても分かり易いマップですので、別所巡りのお供に活用してください。
http://www.onsen-portal.jp/sozoro/map/onmap034.pdf9人が参考にしています