- 基本情報
- 口コミ(0)
新潟県 栃尾又温泉 自在館【重複】
0 - 点 / 0件
新潟県/奥只見
0 - 点
0 - 点
0 - 点
0 - 点
-
投稿日:2010年1月21日
満足度の高い宿 (栃尾又温泉 自在館【重複】)
まぁく☆スリーさん [入浴日: 2009年11月28日 / 1泊]
55.0点
-
55.0点
-
44.0点
-
55.0点
-
55.0点
昨年11月末の土日にETC割引で行ってきました。新宿駅前を7時過ぎに出発し、渋滞もなく10時には六日町ICを降りました。温泉の最寄は小出ICですが、南魚沼市役所隣で開催されていた「愛・天地人博」を見て、上杉景勝や直江兼続ゆかりの坂戸城址や雲洞庵を訪れ、十日町の蕎麦屋「由屋」に行きたかったからです。雲洞庵は思いのほか見ごたえがありました。また由屋では大へぎを頼み、相変わらずの美味に満足したものの、四十路男2人では、もはや量は多すぎで、こんなところで歳を感じ、腹パンパンの状態で小出方面へ宿を目指しました。
宿へのアプローチは意外と開けていて、このまま宿に着いてしまうのかとも思いましたが、大湯温泉を過ぎたあたりから鄙びた感じになり、ついに到着。
我々の宿泊する「自在館」の向かいに、「自炊の宿 神風館」が、その上の山間に「宝厳堂」がと3つの宿が寄り添っていてなんとも好ましい限りです。自在館は向かって右側が本館で、神風館の奥に旧館があり、2階で連絡していました。旧館の更に奥に「栃尾又温泉センター」があります。チェックイン時にはコーヒーと豆菓子出てきて、食事の時間帯を指定するとともに温泉の説明がされました。夕食は18時半ころからと、この手の宿としては遅めが選択でき、まだまだ蕎麦が消化しきれていない中、有難かったです。温泉の説明は、霊泉うえの湯としたの湯は男女入替制であること、露天のうけづの湯、内湯のたぬきの湯、うさぎの湯は貸切主体で予約を承ること等です。早速露天の予約をし部屋に行きました。実際には鉄筋コンクリートの本館に隣接するそれよりは古い建物でしたが、部屋の広さも適当で快適です。ここの宿では浴衣でなく作務衣が提供されます。浴衣より楽な感じですが浴衣も旧館との連絡通路部分に置いてあるので好みで使い分けが出来る気遣いの良さ。着替えて露天のうけづの湯へ。うけづとは部屋から見えた向かいの山の名だそうです。写真で見るより小さめの露天は夫婦やカップルには良いでしょう。が、オッサンふたりでは妙な雰囲気です。しかしぬるめ湯に浸かり、すっかり落葉した山々を見ていると、予約していた(確か)40分はあっという間でした。この後、外を散策し、部屋でゴロゴロしているうちに夕食の時間帯に。先着10組は食事処で供させますが、我々は部屋出しでした。メインの鴨鍋のほか、山菜や川魚が次々と出てきて、どれもおいしくかなり満足しました。ビールを別注で頼んだほか、持ち込んだ地元の銘酒「八海山」を呑み、落ち着いた所で宿の方が下げ膳と布団セットに来られました。こちらの動きもテキパキとし、かつ綺麗に布団を敷いてくれて好感が持てます。そうこうするうちに、したの湯に入れる時間となったので入浴することに。檜張りの階段を川面のレベルまで下りると脱衣所があり、その先が浴室でした。大きめの湯(ぬるめ)にしばらく浸かったのち小さめの湯(やや熱め)であがり湯をするとのこと。ぬるめの湯にじっくり浸かっていると、なるほど、体から気泡が出てきてじんわり温かくなるのが実感できました。30分以上いましたが、入れ替わり立ち代り数人の出入りがあるものの皆寡黙で、湯に浸かり瞑想にふけっているようでした。
翌日はたぬきの湯とうさぎの湯に入り朝食に。今度は1階の食事処でした。栃尾又納豆や地元のヨーグルトなどは食べ放題で、メインの料理も大変美味しかったです。ひと息ついて、霊泉うえの湯へ。「温泉センター」から入って行くのですが、したの湯ほど雰囲気はなく、青と白の爽やかなタイルが印象的な若干古い建物でした。こちらの湯もぬるめで、浸かっていると「したの湯」以上に気泡が体中にびっしりと貼り付き、陰毛が海ぶどうのようになってしまいました。こちらでも1時間近く入っていたのですが、老人グループが少々煩かったのが残念でした。湯上り後、中越地震以来、湯が出ずに休止しているという新しい温泉センターに進入してみると、階段を3~4階分降りた(エレベーターもある)川沿いに広めの内湯と、どうやら露天もあるようでした。休止してから時間が経っているため黴がひどい状況ですが、さほど古くないので、早期再開を祈念しました。結局判ったことは、栃尾又温泉の霊泉「うえの湯」「したの湯」は3館の共同浴場で、自在館の内湯は他の宿の客はそちらには入れない、ということです。ちなみに神風館は自前の湯はなく、宝厳堂は自前の湯が1箇所のみあるようです。そして、温泉センターは新館が休止している為、現在は立ち寄りをしていないのではないでしょうか。いずれにしても、ここの湯は長時間浸かるのが醍醐味なので、宿泊してたっぷり味わうべきかと思います。ぬる湯ですが、雪の季節にも行ってみたいです。9人が参考にしています
-