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投稿日:2015年10月20日
応援したくなる宿・弍 (奥飛騨百姓座敷の宿 藤屋)
単純に温泉好きさん [入浴日: 2015年10月14日 / 1泊]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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44.0点
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55.0点
その池や貸切り露天風呂の小屋が見える"湯上り処"には、何やら古くて難しそうなものからゴルゴ13までたくさんの本が並んでいたり、コーヒーでも飲みながらポワーンとできるいい空間がありました。
部屋(安さを感じるレトロさ)と、それ以外の食事処や共用部(巧く雰囲気作りされたレトロさ)のギャップは少し感じましたが、それを埋めるべく改善はされていかれることでしょう。
接客は真っ当に誠意と常識的感覚を持った方のそれで、過不足ないと思います。
何か少し踏み込んだ質問をしたりすると何も答えられなかったり機転の利かないマニュアル漬けの接客より余程いい。
部屋や露天風呂には"虫が入る場合がありますが…"、"葉っぱが落ちますが…"、と説明と謝罪に近い貼り紙が。
どこの宿に行ってもこういったものがあちこちに貼られているのを目にするようになりました。
山の中の環境で、夜になれば部屋や露天風呂の灯りに虫も寄ってくるし、空と森の木々の下の露天風呂に葉っぱも落ちるでしょうよ。
きっとこの種の苦情に日本中のたくさんの宿の方々が苦心されていることでしょう。
実際、今回の旅の計画中に近辺のいろんな宿をチェックしていて「虫など苦情が多くて露天風呂は廃止しました」という宿もありました。
少しの想像力や少しの寛容の心が持てない人は本当にこういった場に来て欲しくないと強く感じる今日この頃です。(余談が過ぎましたすみません。)
とにかくコストをかけ、徹底的にマニュアル化された接客や演出=大満足!みたいな風潮にも納得し切れない身として、藤屋さんのような素朴な温かさを感じられる宿に今後も頑張ってほしい!0人が参考にしています
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