Yudagawa Onsen Syoumennoyu(湯田川温泉 正面の湯)

評論

• 2015/12/19

  TAKE

  湯田川温泉にやって来ました。今回の東北巡りではこちらを最後にして帰途に就きます。湯田川は開湯1300年の歴史を持つという古泉。そしてこちらは２湯ある共同湯の一つ。近くの商店にて200円を払い入浴を申し出ると、電子錠を開けてくれる。ホテルのルームキーでも見たことがある様なもので、かざすとセンサーが感知する仕組みだった。ICチップでも使っているのだろうか。 さてこちらのお湯はナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉、泉温42.2℃、源泉名は湯田川１号源泉。主な成分はNa:207.8mg、Ca:148.0mg、Mg:0.1mg/硫酸:694.8mg、Cl:54.4mg、炭酸水素:13.1mg、CO3:3.2mg、F:2.3mg、Br:0.1mg/メタケイ:40.5mg。溶存物質（ガス性除く）:1169mg/kg、pH:8.7。 使用状況は加水:なし、加温:なし、循環ろ過:なし、消毒:次亜塩素消毒ありの表示。 残念ながら消毒表示があり、純粋な源泉掛流しではなかった。源泉パイプからの直結ではなく、貯湯槽を経由しているための様だ。そこに消毒剤を投入しているらしい。おそらくは指導要領にある、貯湯槽を有する場合は規定温度以上に･･･を満たさないためだろうか。 お湯の特徴としては主成分のほとんどを芒硝・石膏系で占める。また前湯の湯野浜に対し泉温が落ち着いた辺りになっている。 内湯のみ、タイル張り縁取り御影の浴槽は３畳。湯色はほぼ無色透明。香りは湯口で微硫黄か？微塩化物系か？と思うぐらい仄か。幸いなことに消毒臭は特になし。浴感はつる感そこそこ。適温41℃の具合となっていた。泉温が高過ぎないので、投入量もしっかりの印象。湯口ではややあつ43℃ぐらい。置換速度も早く、消毒は不要とも思われるので非常に惜しいところだ。こういう決まりを作るお役人達はどれぐらい温泉を理解しているのだろうか？…という疑問を時たま感じるが。源泉による新湯注入も加味した判断基準の改正が望まれるかな。と思います。ここは都会のスパ泉と同じ次元で論ずるべき処ではないのだから。 …といいつつ、こちらでちと残念だったのは地元の方と思われる年配さんのマナーでした。タオルを湯に漬けたり、それを絞って滴り落ちるものをまた槽内に入れてしまうというご乱行。そういうことはしないでとの注意書きもあるのだが。幼い頃から良泉に親しんでいる土地柄ならば、常識的な事は判っているのかと思うのだが。人によってはそうでないのかも知れません。 なお、湯田川温泉は2013～2014年頃に源泉掛流し宣言をする予定になっていたが、未だ発表されていません。その理由は判らないが、何らかの準備が整わないのだろうか。地元民の意識を高めていく必要もあるのかと思いました。

• 2012/09/29

  しろうさぎ

  宿で電子キーを借りて入浴。　適温で柔らかい湯だった。 湯田川１号　ナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉　かけながし ４２．６度　ｐＨ８．４　養鱒物質　１２８７　リチウム　０．１　ナトリウム　２３４．１　カリウム　３．６　マグネシウム　０．２　カルシウム　１７６．３　フッ素イオン　２．３　塩素イオン　５６．４　臭素イオン　０．３　硫酸イオン　７３７．７　リン酸水素イオン　０．１　炭酸水素イオン　３１．５　炭酸イオン　０．６　遊離二酸化炭素　０．２　メタケイ酸　５２．６　メタホウ酸　１．３　酸化還元電位（ＯＲＰ）マイナス２０　（２０１２．９．２１）

• 2012/05/04

  かっちゃん

  入浴券を近くの商店で購入（200円）、商店の人に鍵を開けてもらい脱衣所へ。 掛け流しの量の多さに驚きながら、硫酸塩泉のサラリとした泉質に大満足。