Yamazato Onsen(山里温泉)

評論

• 2015/07/29

  TAKE

  ６月の下旬、四国は高知にやって来ました。こちらには須崎から数km山間に入る感じ。最後の2kmほどは１車線分しかない川沿いの道を遡ります。 ７年前、元公務員のオーナーさんが退職を機に廃業旅館を引き継いで始めたとのこと。古びた感じの旅館ですが。なるほど、存在を知らなければお客がなかなか来ない処だと思います。温泉雑誌に紹介されていたので来てみましたが、四国でも辺鄙な処にあるので、意外と口コミが少ないですね。立寄り料金は700円でした。 さてこちらのお湯は単純硫黄泉、泉温17.2℃、源泉名は山里温泉。主な成分はNa:55.4mg、Ca:9.7mg、Mg:0.7mg、Sr:0.3mg、NH4:0.2mg、Li:0.1mg/炭酸水素:145mg、CO3:10.2mg、硫酸:4.0mg、Cl:3.4mg、HS:2.4mg、F:1.7mg、チオ硫酸:1.2mg/メタケイ:21.6mg。溶存物質（ガス性除く）:260mg/kg、総硫黄:3.0mg、pH:8.6。 使用状況表示はありませんが。状況的に見て加温はあるものの、完全放流となっている様です。 お湯の特徴としては重曹系の冷鉱泉だが、硫黄が規定値を満たしており硫黄泉となる。pHも高めですね。 四国では硫黄泉と名の付く冷鉱泉は多いが、残念ながら循環消毒がほとんどで、まともなお湯は極めて少ない。硫黄泉で消毒なしの掛流しとなっているのは四国では貴重です。おそらく徳島・松尾川温泉とこちらぐらいのものだろうか。 依包川畔に離れとなる、こじんまりとした木造り湯屋がある。内湯のみ、石造り浴槽は２畳サイズ弱。 湯色は微白濁で透明度は高い。香りは雰囲気に感じる硫黄。浴感的にはつる感かなり出ています。適温41℃の具合となっていました。 湯口のレバーを倒すと投入量を増すことが出来る。なお、オーバーフローや排水はは川への自然放流となっているため、シャンプー・石鹸は置いてません。 シャワー付きのカランも冷鉱泉となっており、上がり湯に使えます。 窓からは川を眺め、せせらぎを聴きながら過ごす感じです。 加温があるので、厳密には源泉掛流しではないのですが、それに準ずるものとして評価します。

• 2014/09/16

  くに～

  樽の滝の近くに温泉旅館が有りました。 内湯が一つですが、素晴らしい秘湯感が味わえます。旅館の中に案内されるのかと思えば、外に出て渓流まで降りました。渓流の少し上に男湯と女湯の小屋が建っています。 建物の中には小さな湯船ですが、源泉掛け流しで仄かに硫黄の香りがする半透明の湯です。窓から眺める渓流が素晴らしい景色でした。 シャンプー無し,石鹸付き700円。ロッカー不要、ドライヤー無し、露天風呂無し。

• 2013/11/17

  ぴいすけ

  とっても素朴な温泉宿です。 いいお湯はありますが、それ以外には（優しい女将さんはいらっしゃいますが）、何もない場所です。 でも、お湯は最高です！ 母屋から２～３分歩いて川沿いの湯小屋に向かいます。男女別の建物があってそこに半露天のお風呂があります。男女ともにほぼ同じ作りです。 作りはまさに山小屋みたいな感じで、隙間もいっぱいありますので、冬なんかは寒いのが苦手な人には少し辛いかも。 私が泊まったのは12月下旬でしたが、それほど寒くななかったですが、お湯も熱いというよりはあったかいという感じなので、寒いのが苦手な方にはおすすめできないかも。 でも、やさしくてなめらかで本当にいいお湯でした。