Goshikinoyu Ryokan(五色の湯旅館)

評論

• 2014/12/01

  TAKE

  渋温泉を出立し、信州高山温泉郷にやって来ました。この近隣には度々訪問しており、こちらには以前から訪問の機会を考えていましたが。何故だか未訪問のまま残っていました。明治代に創設とのこと。素朴な感じの湯宿ですね。以前に「秘湯を守る会」に参画され、後に脱会されていたとは知っていましたが。信州秘湯の会を創設されたのはこちらとか。なお日帰り入浴は500円でした。 さてこちらのお湯は単純硫黄泉、泉温57.5℃、源泉名は五色温泉元湯。主な特徴を表す成分はCa:146.3mg、Na:74.8mg、Mg:4.0mg、Sr:0.8mg／硫酸:362.0mg、Cl:64.7mg、炭酸水素:107.4mg、HS:27.9mg、F:0.8mg／メタケイ:121.4mg、メタホウ:56.2mg／H2S:0.3mg。 お湯の特徴としては溶存物質（ガス性を除く）で981.6mg/kg。総硫黄は27.3mg。単純硫黄泉ですが、もう少しで溶存物質規定値に達するため、泉質的にはほぼ含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉です。 使用状況は加水：なし、加温：なし、循環：なし、消毒：なしの源泉掛流し表示です。 内湯は総木造りの雰囲気の湯屋。床は放射状の板張りが珍しいですね。青森の温川山荘で見て以来だろうか。硫黄臭を雰囲気に感じます。木造り浴槽は２畳サイズ。湯色は緑濁り。硫黄系の緑＋硫化水素系の白濁が合いまった感じ。透明度は30～40cm。槽内はややあつ42℃強の具合。浴感的にはつる感あります。緑色ははっきりしているが、やや白が勝っているのか。と見えました。五色の湯と云われるので、その時々のコンディションによるのでしょう。 露天は岩風呂風で12畳サイズ弱。ちょっと浅めで深さ50cmぐらい。湯色は白濁（やや灰色気味）で白・黒の湯の花あり。コロイド状粒子も見えます。湯口付近で適温41℃の具合～ややぬるめ。 なお、内湯と露天で源泉が異なるのか、宿の方（女将さん？）にお聴きした。厳密には異なるが、ほぼ同じとか。露天は泉源が川水の影響を受けたり、槽内に雨水が入ったりの自然影響を受ける。このため硫化水素型の白濁となり、緑色にはなり難い様だ。湯色がやや黒ずんでいるのは水に含まれる鉄のためだとか。「恵の湯」の様に黒い沈殿物が出来ることもあるらしい。なるほど、勉強になりました。 こういった本格的湯宿では内湯のお湯の方が良いのはごく当然で。露天は開放的な雰囲気での景観や、過ごし易い温度帯となったお湯を趣向を変えて楽しむためかな。

• 2014/06/23

  baka123456

  須坂から志賀に抜けるこの街道は、湯田中、渋温泉のルートほど使われていないと思うのだが、山田温泉、奥山田温泉、七味温泉と温泉の宝庫ですね。 その中でも野趣溢れ、魅力的だったのが、この五色温泉です。 エメラルドグリーンの内風呂と、硫黄泉らしい露天風呂が楽しめ、まさに一粒で二度美味しい施設です。 確かに、そういう意味でも塩原大出館と似てるかも。 宿泊すると、素朴な外観の割りに結構、高いみたいですが、近くを通ったら必ず、立ち寄りたい温泉です。

• 2014/06/09

  ぽち

  五色の湯と言うのは。湯の花が、エメラルドグリーンの湯とか。黒い湯の花。白い湯の花が、見ることができます。私の入った露天風呂は白く、湯の花は、黒いブツブツが落ちてきます。時間がたてば。グレーよか、黒だとかです。内湯を見た人は、エメラルドグリーンだったそうええす。少し、栃木の塩原の大出館に似ています。最と言えば、秋田乳頭温泉の、妙の湯で赤茶けて、酸化鉄を。鶴の湯か、黒湯で、還元すれば、茶色が、黒い鉄の湯の花です。たまに、還元が必要なのかもです。