Motoyu Ryokan Kakureisen(元湯旅館 鶴霊泉)

評論

• 2016/03/27

  TAKE

  福岡からは佐賀県入りして古湯温泉にやって来ました。古湯には２年ぶりの訪問となります。前湯に引き続き九州温泉道認定施設とのことで来てみた次第。帳場で受け付けてもらうと階下の浴場を案内されます。また訪問客毎に「庭も見て行って欲しい」との一言も付け加えられている様でした。 さてこちらのお湯はアルカリ性単純温泉、泉温36.0℃、源泉名は富士町第二源泉（鶴霊泉）。主な成分はNa:43.5mg、Ca:0.6mg、Al:0.2mg、Fe(Ⅱ):0.2mg/CO3:29.0mg、炭酸水素:27.9mg、Cl:19.1mg、硫酸:15.7mg、BO2:1.2mg、F:1.0mg、OH:0.4mg/メタケイ:52.5mg。成分総量:192mg/kg、pH:9.2。 使用状況は加温:あり、循環ろ過:あり、消毒:塩素消毒ありの表示。但し「砂湯」に関しては掛流しに近い状態といったところでしょうか。 お湯の特徴としては仄かな感じの単純温泉。アルカリ度が高めで水酸基も見え、若干のメタケイやCO3との相乗効果でつる感のありそうな感じ。泉温がほぼ人肌並の低さなので、若干湯使いの難しさがあります。 内湯のみで２槽あり。 奥側が目玉という「砂湯」でこちらは６畳弱。岩盤からの自然湧出という自家源泉ですね。湯色はほぼ無色透明で微青掛りか？といった感じ。照明の加減で正確な色はよく判らない。香りはほぼ無臭。浴感的にはつる感そこそこ。ほぼ不感に近い37～38℃の感じ。足元の砂場から湧出する状況はよく判らなかったが、上からの湯口は飲泉可と書かれており、味を確認してみると塩気もあまりなくほぼ無味に近い。微塩化物系かといった仄かさといった印象でした。 手前の加温槽は３畳強で、適温42℃の具合となっていました。こちらの上にも湯口ありだが、槽内に循環出入り口が見えます。 加温槽から砂湯にオーバーフローされているのがちと残念ですね。それを排湯とすれば、砂湯に関しては完全放流と出来るのだが。…まあしかし、消毒臭に関しては特に気になりませんでした。北九州地方で佐賀という地域性を考えますと、足元湧出泉というだけでも貴重なのかと思います。 湯上り後に裏庭（写真）を見物して来ました。特別に広いとか、豪華だとかいった感じではないのだが、体裁良く纏められた感じです。皇族訪問時の記念植樹や文人・斎藤茂吉の歌碑があり、それなりの歴史を物語っています。傍らには足湯の設置もありました。

• 2014/04/07

  きくりん

  古湯温泉の奥まったところに佇む、和の情緒漂う宿。日曜日の午後、日帰り入浴して来ました。帳場で入浴料1000円を払い、階段を下りると地下1階の浴室。脱衣場から更に数段階段を下りたところに、耐水畳を敷いた洗い場と2つの内湯があります。「先に体を洗い、砂湯からお入り下さい」と書かれた表示に従って、早速奥の10人ｻｲｽﾞの石造り浴槽「砂湯」へ。底に砂が敷き詰められ、その下から温泉が湧き出ているのだとか。正に足下湧出なのですが、どこら辺から湧いているのかさっぱりわからず…。でも、砂に指を埋めてみると、ﾌﾞｸﾌﾞｸと泡が浮かび上がりました。うっすら青みを帯びた透明な、ｱﾙｶﾘ性単純温泉[源泉名:富士町第二源泉(鶴霊泉)]がかけ流し。源泉は36℃ながら、湯温38℃位に感じます。PH9.28で、肌に優しい浴感。竹筒の湯口からも湯が投入されていて、飲泉してみると微かに甘味がしました。循環と表示されているのは、手前の浴槽のことでしょうか？5人ｻｲｽﾞのﾀｲﾙ張り内湯は、湯温41℃位に加温。塩素臭はしません。交互に入っていたら、かなり温まりました。是非一度泊まって、自慢の庭園を眺めつつ、のんびりしたいものです。

• 2012/09/07

  とよの湯

  こぢんまりとしたお風呂場でしたけど、砂湯に感動しました。夏場には最高の湯温です。