Tengunoyukimuraen(天狗の湯 きむら苑)

評論

• 2016/09/05

  organic

  水上温泉にある、建物は昭和を感じさせるやや鄙びた旅館です。日帰り入浴は露天風呂「天狗の湯」のみ可能で、受付で入浴料金800円を支払うと離れの露天風呂を案内されました。露天の小屋は鉄製の急な階段を下った場所にあり、脱衣場こそ男女別になっていますが、浴槽自体は完全な混浴です。奥側の男性脱衣場の扉を開けると、簡単な木製の棚があるのみで、すぐ目の前に広い露天浴槽がありました。手前側から源泉が掛け流されており、その部分に数人が入れる程度の広さで石囲いがあります。約39℃の源泉を加温することなく注いでいるため、その手前側の浴槽でさえ37℃程度とかなり温めでした。奥の広い浴槽に至っては35℃程度と冬場はややきつい湯温です。お湯は無色透明で、源泉近くではほのかな卵臭が感じられました。しばらく入っていると、体中にびっしりと細かい泡が付いてきて、段々と体が温まってきました。泉質の表示はありませんでしたが、ガイドブックによるとカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉とのことです。三連休の初日に伺いましたが、立寄った時間が午前中ということもあり、終始貸切状態でこの上質な温泉を堪能しました。温湯好きの私にとって、目の前の木々を眺めながらの長湯は至福の一時となり、何度でも訪れたい温泉です。

• 2013/08/29

  温泉ﾄﾞﾗｲﾌﾞ

  水上温泉天狗の湯 先々代館主が、夢に出てきた弘法大師のお告げで、掘り当てた湯だそうです。 また天狗とは、ここの小字名で、山奥から天狗が降りてきたとの伝説が由来だそうです。 Ca・Na-硫酸塩温泉 低張性弱Al性温泉 40.1℃ 230㍑ pH7.6 内湯のみ加温 源泉掛け流し 旅館の露天風呂を日帰り解放、男女混浴です。 混浴温泉の紹介本にて知っていましたが、来たのは初めて。水上ICから5分位でした。今回、温泉博士の無料券にて立ち寄りです。 駐車場は道の向かいで、山側にある。 この区間は車線の無い道だ。 宿の看板を入ると左手に鉄製階段があり、下に露天小屋が見える。 しかし先に、宿のフロントで支払いを済ませてから。 平屋の様な宿は崖下に階があり、内湯の階と露天は同じ面にある様子。 階段を下りると木製小屋は手前が女性、奥が男性の木戸があり、岩風呂と一体の脱衣場である。 解放棚となっていて 貴重品はクルマに置いて来た方が良い。 女性の脱衣場は簾が掛かってはいるが手前なら見え気味、やや大ざっぱな感じ。 しかも脱衣場は扉一枚で繋がっていて、後からきた熟年男性客が扉を抜けて、女性脱衣場へ行って脱いでいた。 初めての旅行者だそうだ。 100㎡の大きな岩露天だが脱衣場の前には小さな湯船が区切ってあり、男専用、女専用となっている。湯口も近いのでここが一番暖かい。 湯は無色透明、温めで春夏秋向き、無加温、掛け流しである。冬は寒いとの話だが、もっと寒い尻焼温泉他を経験しているのでまだ環境は良い方である。 カランは無いので、ケロリン桶で汗は良く流して下さい。 前方には山林と脇には沢、沢はコンクリート護岸済みで風情は無いのが残念だが致し方ない。 その向こうには宿の内湯である。 残念ながら内湯は利用出来ない。 1980年開業 800円 1000～1700 13H250822木晴初入浴

• 2013/03/09

  八幡

  源泉温泉がさほど高くなく、冬場は無理！ 夏場はゆっくりできそう！ 硫酸塩泉で鮮度は良さそうである！ 脇に川の音、独特な四阿の露天風呂。 まろやかな風味と若干の硫黄臭！ 驚きが、泡つきの良さである。 湯に浸かっていると、体に細かい気泡が付き、次第に大きくなってくる。 手で気泡をはらうと、気泡は体から離れるが、またしばらくすると気泡が付いている。 ただし、この泡は二酸化炭素（炭酸）由来ではなく、泡の正体は酸素や窒素なので、二酸化炭素泉の効能は無い。