Kamenoyu Onsen(亀の湯温泉)

評論

• 2015/03/18

  TAKE

  ３月の初旬、九州はえびのにやって来ました。当日の第一湯目にやってきたのはこちら。吉田温泉郷はこじんまり＆鄙びた感じの温泉地です。そこにある素朴な共同湯です。番台はあるが、無人だったため、利用料350円を料金箱へ。 さてこちらのお湯はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉、泉温39.0℃、源泉名は亀の湯温泉。主な成分はNa:332.3mg、Ca:70.2mg、Mg:33.8mg、Fe(Ⅱ):2.7mg、NH4:2.1mg、Sr:1.3mg/炭酸水素:720.9mg、硫酸217.6:mg、Cl:190.5mg、HS:0.1mg、F:0.2mg/メタホウ:49.9mg、メタケイ:39.3mg/遊離炭酸:528.6mg、H2S:0.6mg。溶存物質（ガス性除く）:1681mg/kg、総硫黄:0.7mg、pH:6.3。 使用状況表示はありませんが、源泉掛流しと見えます。湯口には自噴泉で飲泉可とのこと。 お湯の特徴としては食塩・芒硝系の重曹泉ですが、遊離炭酸が多めとの印象。仄かな硫黄もあり、ぬるめのお湯です。 内湯のみで２槽あり。併せて４畳サイズ弱で仕切りがある。湯口側が主槽でぬる湯37～38℃の具合。下流側は１畳サイズで不感帯だろうか。槽内及び湯口は茶変。槽内底部は析出物でゴツゴツした感じ。湯色はほぼ無色透明の微青掛り。湯の香りは炭酸＋金気で、雰囲気にも感じます。炭酸と金気のインパクトの方が強いため、仄かな硫黄は感じ難い様です。浴感はややつる感あり、泡付きが見られる。遊離炭酸は500mgほどだが、ぬる湯のため顕在化しています。飲泉してみると、塩気そこそこで、舌先に炭酸のピリッとした刺激を感じる。意外と金気のエグミは強くない印象でした。 今回の九州訪問の第一湯目としては好感触。ぬる湯の具合が良過ぎてなかなか上がれません。特筆すべき良いお湯です。もう少し湯量があれば、より良いのですが。その一点のみかと。 なお、こちらの登録情報が間違っている様です。旅館ではないため、宿泊は出来ません。

• 2014/08/22

  きくりん

  宿泊できる宿が一軒と、共同浴場が二ヶ所という、鄙びた温泉地の吉田温泉。その中でも一際存在感を放つ、大きな看板が目印の共同浴場。土曜日の午後、寄ってみました。入浴料350円は、番台の女性に。籠の並ぶ、風情ある脱衣場。少し階段を下りたところに、浴室があります。洗い場に、ｼｬﾝﾌﾟｰやﾎﾞﾃﾞｨｿｰﾌﾟの類いはなし。ﾀｲﾙ張りの石造り内湯は2つに仕切られていて、共に無色透明のﾅﾄﾘｳﾑｰ炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉(源泉名:亀の湯温泉)が、かけ流しにされています。奥の1人ｻｲｽﾞと、手前の4人ｻｲｽﾞに分かれいるものの、表層は繋がっているため、湯温の差はありません(1人用の方が少し浅い)。源泉は39℃ですが、どちらも36℃位。PH6.3で、肌ざわりの柔らかいお湯です。口に含むと、鉄臭がして炭酸味。浴槽の縁に頭を乗せ、浮遊浴を楽しんでいたら、だんだん眠くなってしまいました。気が付くと、全身にｱﾜがびっしり。そして洗い場には、どこからか迷い込んだ沢蟹が一匹。何とものどかな、里山の共同湯での湯浴みとなりました。主な成分:ﾅﾄﾘｳﾑｲｵﾝ332.2mg ｶﾙｼｳﾑｲｵﾝ70.2mg 塩素ｲｵﾝ190.5mg 炭酸水素ｲｵﾝ720.9mg 硫酸ｲｵﾝ217.6mg 遊離二酸化炭素528.6mg 成分総計2210mg。ぬる湯なのに、上がると体がﾎｶﾎｶになります。

• 2014/04/10

  西播のﾎｰﾘｰ

  湯は普通の炭酸泉。 脱衣場に入ると、シュルシュルゴーという炭酸泉独特の音が唸ってた。 チョロチョロと出る湯出し口の湯はあまり特別を感じられず。 湯船の底に設けられた吹き出し口にペットボトルを押し当て汲んでみると、そこそこの炭酸泉。 無人の方がイイんじゃないかな？ 無愛想にされると恐縮して、湯の良さがわからなくなる。