Motoyunoyadokurodaya(もと湯の宿 黒田や)

評論

• 2015/01/31

  TAKE

  こちらは鉄輪温泉街の入口に建つ、体裁整った感じの大きな旅館です。もと湯というと由緒がありそうな感じがしますが。別府においては自家源泉を持つ施設は珍しくなく、共同湯でさえ各々異なった源泉を持っているぐらいですから、もと湯の意味がどうなのかなあ。と思いました。なお立ち寄り料金は500円。玄関からロビーを入って、すぐにある大浴場のみ利用しました。別途料金で貸切風呂もある様です。 さてこちらのお湯はナトリウム-塩化物泉、泉温93.2℃、源泉名はもと湯の宿　黒田や。主な成分はNa:1127.0mg、Ca:28.1mg、Mg:3.5mg、Fe(Ⅲ):0.3mg/Cl:1775.0mg、硫酸:335.0mg、炭酸水素:30.6mg/メタケイ:217.4mg、メタホウ:64.3mg。溶存物質（ガス性除く）:3760mg/kg、pH:6.7。 使用状況表示はありませんが、お宿の案内を見ると源泉掛流しとのことですね。 鉄輪のお湯でも場所によって、若干異なる印象です。こちらでもメタケイはそこそこ感ですが、渋の湯がある辺りに比べると1/3ぐらいとなっています。 内湯は岩風呂風８畳サイズ強。湯色は透明感ある微黄色。香りは微金気。槽内はややぬる40～41℃の具合。浴感的にはややつる感。 湯口は左手奥にあり、かなり熱い湯が注がれます。その手前にはエア投入があり、槽内攪拌の模様。加水はなく、投入量によって調整されている様子と見えます。結構な高温泉なので、源泉掛流しとは云っても、新湯注入率はかなり絞らざるを得ない感じです。鮮度との両立が難しそうです。源泉率に拘ったのが売りと思いますが、お湯の総合評価はそれだけではありません。鮮度も大事。従ってお湯＆総合評価の評点は若干おまけ気味となります。 露天は２槽あり。主槽は10畳サイズ強で、槽内は適温41～42℃の具合。小槽は2畳サイズで、こちらも適温41～42℃の具合。 湯口は各々にあり、主槽と小槽は槽壁にある直径20cmほどの穴でつながっており、温度差はない様です。 温泉街の中にあるため、景観的には特にありません。

• 2014/11/29

  きくりん

  別府・鉄輪温泉で九州横断道路沿いに建つ、平成18年に開業した自家源泉を持つ湯宿。平日の午後、日帰り入浴して来ました。 入浴料は通常500円ですが、この時は別府八湯温泉本の特典でタダで入湯。フロントから奥に進み、別棟１階の大浴場へ。タオル備付けの脱衣場から、少し階段を下りたところ浴室があります。洗い場には、豆乳系のアメニティを配置。内湯は12人サイズの岩風呂で、無色透明のナトリウムー塩化物泉(源泉名:もと湯 黒田や)がかけ流し。源泉93.2℃を、40℃位に調整。PH6.6ながら、肌がツルツルする浴感です。口に含むと、旨じょっぱい。 続いて、外の露天風呂へ。10人サイズの石造り浴槽と、「あつ湯」と書かれた2人サイズの浴槽に仕切られています。大きな方は湯温41℃位で、あつ湯の方でも湯温は42℃位。眺望はありませんが、落ち着いた雰囲気。ずっと貸切状態で、満喫できました。お肉屋さん直営の宿なので、泊まって食事も頂いてみたいです。 主な成分: ﾅﾄﾘｳﾑｲｵﾝ1127mg、ｶﾙｼｳﾑｲｵﾝ28.1mg、塩化物ｲｵﾝ1175mg、硫酸ｲｵﾝ335.0mg、炭酸水素ｲｵﾝ30.6mg、ﾒﾀｹｲ酸217.4mg、成分総計3.779g

• 2012/07/04

  sakky

  今年２月に宿泊しました。もと湯の宿と謳ってある通り、まるで昆布だしのような、見事な濃いお湯でした。鉄輪温泉のお宿には10軒位宿泊していますが、お湯は一番いい気がします。建物は少々年季が入っていますが、食事も美味しいし、接客も良く、十分泊まる価値のあるお宿でした。