Shinyanagiyu(新柳湯)

評論

• 2016/05/30

  baka123456

  南千住駅から３分にある銭湯。 この街は、江戸時代に小塚原処刑場があった場所で、子供のころ妙に記憶に残っている「吉展ちゃん誘拐事件」の村越吉展さんを祀った地蔵もあり、見所の多い下町です。 １２時開店というのが便利で土曜の半日仕事のあと寄ってみました。 マンションの１階が銭湯で、正面に薪がたくさん積んであり、入口は洗濯場と灰皿と椅子といった「雑な感じ」が私好みです。 驚いたのは、ビル型銭湯には珍しく「番台式」であることで、番台にはおじさんがいるので女性の入浴はきついかな？ と思ったら賑やかな話し声が壁越しに聞こえてきます。 脱衣所には天井扇風機がグルグル回りレトロです。 シャンプーセットが２組ほど置いてあるサービスぶりが逆に意外でした。 浴室はビルの１階ですから天井は低いのですが、風通しが良くて息苦しさは感じません。 ひびの入ったガラス窓や、割れた換気扇の羽が郷愁を誘います。 カランは２０ですが、シャワー付きは壁際の７つのみ。 壁絵はアルプスみたいな風景のタイルモザイク画でした。 浴槽はジェット付きが１槽だけとシンプル、温度は４３度くらいと、やや熱めでした。 始め、開店時間の早さだけに魅力を感じて訪ねたのですが、予想に反して「渋み」があったので、私にとっては「当り」の銭湯でした。