Kowakubi Onsen Syouhouen(強首温泉樅峰苑)

Reviews

• 2015/08/17

  かとぅん

  【茶色の濃厚な湯。アブラ臭も】 秋田空港からそれほど遠くない集落の中にある一軒宿。年末で大雪が降っており、近づくまでは温泉宿と気付かなかった。古い庄屋の建物を改築しており、一階が食事所と浴室、二階が宿泊部屋になっている。風呂は屋内に広い木枠の内風呂がある。白茶色の濁り湯で軽いアブラ臭を伴う。塩分が高く、引き締まった印象がある。pH 7.6。溶存成分は堂々の21g/kg。カルシウムー炭酸水素塩。メタケイ酸・メタホウ酸のためか柔らかい入浴感もある。湯の鮮度は高い。 露天風呂は外にあり貸し切りになっている。大きなサイズの樽風呂で、空気に触れているからか茶色の濁りは内湯よりも強い。秘湯を守る会の旅館として食事は地のもので、素朴だが味があり名物の川カニも一品出る。結構モダンな広間での食事だった。部屋もとてもきれいだが、古い家の改築のため壁は薄い印象はある。清潔感は高い。

• 2014/10/20

  きくりん

  秋田自動車道の西仙北ｽﾏｰﾄIC.から車で約7分。雄物川の畔、緑に囲まれた強首温泉の宿。2年半ぶりに、一泊二食付きで利用して来ました。登録有形文化財にして、日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。ご主人と女将さんに、前回同様温かく迎えて頂きﾁｪｯｸｲﾝ。この時、宿泊者専用の露天風呂を予約します。16ﾒｰﾄﾙ以上ある秋田杉の一枚板の廊下、鹿鳴館を模した階段室を通って、2階の6畳の和室「つくし」の間へ。昔の豪農の館を旅館として提供しているので、ﾄｲﾚや洗面所はもちろん、部屋にﾃﾚﾋﾞもありません。ｷﾞｼｷﾞｼ廊下を歩く音も聞こえますが、木造旅館ﾌｧﾝには何のその。一休みして、予約しておいた貸切露天風呂「大樹の湯」へ。玄関から下駄を履いて、右へ行くと湯小屋。ﾀｵﾙ備え付け。4人ｻｲｽﾞの丸い檜風呂には、黄土色に濁ったﾅﾄﾘｳﾑ-塩化物強塩泉(源泉名:樅峰苑の湯)が、かけ流しにされています。源泉49.0℃を40℃位で供給。PH7.1で、さらりとした浴感。しっかり金気臭がして、口に含むと旨じょっぱい。木枕に頭を乗せ、板張りの床に寝転ぶと、蝉時雨と湯が流れ落ちる音に癒されました。夕食は広間で、畳にﾃｰﾌﾞﾙのｽﾀｲﾙ。お品書き付きですが、女将さんが一品づつ説明。新ｼﾞｭﾝｻｲを生姜醤油で頂き、鮎の塩焼きが焼き立てで運ばれます。もう地酒が止まらない旨さ。定番の骨まで食べられる鯉の甘露煮や、川蟹のｺｸのある蟹味噌甲羅焼きも追い討ち。追加の地ﾋﾞｰﾙで、完全に酔いが回って就寝。翌朝も、貸切露天風呂「こもれびの湯」へ。4人ｻｲｽﾞの四角い檜風呂で、湯温は40℃位。四百年前に京都から運ばれた樅の巨木を眺めまったり。昔は神社にしか、植えてはならなかったそうです。朝食は小広間で、畳にﾃｰﾌﾞﾙ席。秋田のｿｳﾙﾌｰﾄﾞ、海草ｷﾞﾊﾞｻやﾄﾝﾌﾞﾘ、ｲﾌﾞﾘｶﾞｯｺ、ﾊﾞｯｹ味噌でご飯が進みます。食後は、ﾌﾛﾝﾄ左側にある大浴場へ。板張りの浴室。5人ｻｲｽﾞの木造り内湯で、こちらも湯温40℃位。深々と雪が降る季節もｵｽｽﾒですが、今回も食に湯に満足しました。

• 2014/09/17

  TAKE

  貸切風呂の雰囲気はこんな感じです。眼前に見えるのが樹齢400年という樅の木です。縁側にも接したこの空間がなかなかよろしい感じです(`･ω･)bﾖﾛｼｲ