Sakuragaoka(桜ヶ丘温泉)

Reviews

• 2016/06/29

  TAKE

  青森県入りして弘前にやって来ました。こちらは郊外の住宅地に立地する公衆浴場です。県内公衆浴場では今年3/1より420円→450円に値上げされたとのお知らせがあり。しかし、こちらでは370円→385円に値上げとなったものの、元々の料金もお安く、値上げ幅も半分に抑えて頑張っている感じでした。 さてこちらのお湯は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉、泉温40.8℃、源泉名は桜ケ丘温泉。溶存物質（ガス性除く）:3100mg/kg、総硫黄:9.0mg、pH:7.8。以下、主な成分については以前の口コミにありますので省略。分析値の更新はありません。 使用状況表示は見当らず。状況的に見て完全放流ではある様だが、泉温の関係から見て加温はありなのだろうか？ お湯の特徴としては3g相当の塩化物泉でありながら、硫黄泉としての特性も併せ持つ。海水由来の塩分と火山性由来の硫黄が一定以上の比率で出会うのは偶然の産物という他ないと思う。しかも含硫黄となると、通常はそれに伴う硫酸も相当量生成され、硫酸塩泉にもなり易いものかと思うのだが。その比率がかなり低い。因みに塩化物83.22mVal%に対し、硫酸は2.86mVal%と激低。こんな硫黄泉はあるだろうか？…意外な感じと着目しました。珍しい部類ではないだろうか。どういうプロセスで出来上がったものかと不思議に思う。塩化物ベースの湯脈のある処に、かなり硫黄リッチな湯脈から注入されたものかと勝手に想像してみる。近隣海側のつがる市付近は塩化物泉であり、硫黄は岩木山辺りの影響によるものかと。 内湯のみ、御影縁取り浴槽は５畳強。湯色は白濁青掛りで透明度25㎝。香りは雰囲気・湯口にて仄かな硫黄。総硫黄の割にややマイルドかなと思う。H2S主体のものに比して香り立つ感じではないのかな。浴感的にはつる感そこそこ出ている。重曹およびCO3辺りによるものだろうか。分析値ではCO2は顕れていない様だ。ややあつ43℃の具合だった。味見で塩気そこそこ・硫黄の他にも何かを感じる印象だった。 なお、打たせ湯も１本ありました。 また、館内は撮影禁止となっていました。雰囲気的には地元公衆浴場といった風情です。配慮不足なマニアさんが時たま来て、トラブルになったのかも知れませんね。ご注意を。

• 2015/06/10

  たこ

  青森県弘前市の普通の住宅街にある銭湯です。 施設隣は保育園、子供の大声が聞こえてくる、そんなシチュエーションで朝イチで訪問してみました。 朝イチでの訪問が影響したのかもしれませんが、残念ながら白濁硫黄泉ではなく、透明感のある緑濁、ただし香りは硫黄泉そのもの。 スペックは標準的な銭湯なんですが、頭上固定シャワーに析出物がこびりついていたのがかなり印象的。 阪神間の良質銭湯はあまりにも有名ですが、弘前市周辺にはこんな感じで普通に良質な温泉施設がおそろしく多数存在し、値段も激安。ただ大阪からは遠すぎる・・・。

• 2014/06/16

  一人旅温泉巡り男

  【源泉温度】40.8℃ 【成分総計と泉質】3.101g 含硫黄ーナトリウムー塩化物泉 【色】緑白濁 【におい】塩化物硫化水素 【味】微塩 【浴感】なめらか 【温泉利用状況】掛け流し 【感想】保育園の隣にある温泉で、周囲は住宅街となっています。こういったロケーションですと夕方あたりはドッと混みそうですが、昼過ぎの利用だったので先客は一人しかいませんでした。浴室に入ると硫黄のにおいがプ～ンとしまして、満たされている湯はナント緑っぽい白濁硫黄泉でした。「住宅街に位置する温泉が、白濁硫黄泉？」と、訪れる人間を驚かせることでしょう。手を沈めるとすぐに見えなくなるほどの濁りでして、１０人くらいサイズの槽にドバドバ投入されてザバザバオーバーフローしています。においは塩化物っぽい硫化水素臭で、下風呂っぽいかなぁという印象。微塩味やなめらかな浴感もあり、個性はにおいだけにとどまりません。嬉しいことに温度がそれほど熱くないので、すぐに汗だくにならずにある程度長湯できます。しかし油断してずっと全身浴していたらカーッと温まってきて逆上せ気味に。青森ってホントすごいエリアなんだなと、あらためて思う。