Gozenyu(御前湯)

Reviews

• 2015/08/17

  かとぅん

  湯温管理が素晴らしい。建物の意匠もモダン。 有福温泉は小さい温泉地で、そこに3つの外湯がある。三階旅館に泊まったのだが、なぜか内湯が温泉でなく、外湯の割引券をくれた。どうも旅館＝寝る場所を提供、外湯＝入浴という位置づけなのだろうか。その外湯の中で気に入ったのは御前湯である。坂の上にあって、文明開化のような白い建物でなかなかよい作りをしている。 浴室の中央部に八角形の浴槽があり、真ん中におかれたオブジェからお湯が注がれている。お湯は比較的ぬるめで、無色透明。柔らかい質感がある。成分としては、総計0.5g/kg強しかなく決して何か特徴的な成分があるわけではないのだが、しかしこの建物の構造、お湯の管理は印象に残る。いい外湯である。

• 2015/05/17

  TAKE

  有福温泉宿泊の翌朝に朝風呂にて訪れました。こちらは1年半ぶりの再訪です。有福では「大湯」的な存在になるのかと。改めて見ると、前回は300円の利用でしたが、現在では400円に値上がりしてたんですね。 さてこちらのお湯はアルカリ性単純泉、泉温47.3℃、源泉名は有福温泉。以下詳細については分析書の更新がないため省略します。使用状況表示はありませんが、浴槽中心にある湯口から、掛け流されるのみ。完全放流です。 内湯のみ、タイル張り・縁取り御影の浴槽は横長の８角形、縦横のサイズは1.5間×２間弱。湯色はほぼ無色透明。香りは仄かで微塩化物系という感じで、硫黄の香は特に感じません。しかし浴感的にはつる感出ていますね。湯温は適温42℃の具合となっていました。 朝７時頃の利用状況ですが、地元の方？含めて５名程度といった感じでしょうかね。昨夜のやよい湯・さつき湯含め、私の他に宿泊客と思しき人はどの程度いただろうか？…普段は地元の人か、若干の立寄り客なのかなあ？と思いました。 こちらの浴場・浴槽は広いが。さつき湯・やよい湯は貸切状態になる場合も。地元の方もそちらに来る傾向もあるのかも知れません。

• 2013/11/17

  TAKE

  11月の３連休初日、島根県江津市（旧有福村）の有福温泉にやって来ました。有福温泉の開湯起源は西暦６５１年との由緒とか。 こちらはその代表的な公衆浴場で、他にさつき湯・やよい湯があるとのこと。今回は御前湯のみとし、他は割愛としました。各々の所在地がかなり近接しているため、共同引泉かと思ったが、源泉・泉質が若干異なる？との情報を後で知りました。そちらは再訪の機会があれば確認したいと思います。 現在の建物が築何年なのかよく判りませんが、昭和初期ぐらいなのでしょうか？…レトロな風情は残しつつも、リニューアルはされており、古さをあまり感じさせませんね。正直なところレトロ感より、新しい過ぎな感じがした。 さておき、こちらのお湯はアルカリ性単純泉、泉温？℃（使用位置47.3℃←一般的には槽内温度を指しますが高過ぎるので、泉温か湯口時点と思われる）、ほぼ無臭、無色透明。源泉名は有福温泉。主な成分はNa:806mg､Ca:3.0mg/Cl:63.9mg､炭酸水素:48.2mg､CO3:18.0mg､硫酸:15.6mg､F:2.6mg､Br:0.2mg/メタケイ:72.9mg。 溶存物質（ガス性除く）:310mg/kg､pH:不明。 塩化物＋炭酸水素・硫酸・メタケイの基本構成。３大美人泉質にアルカリ性単純泉を加えて４大美人泉質といいますが、将にこちらにはその要素があります。 使用状況表示はないが、飲泉可の湯口は熱めで掛け流しのみとなっており、純粋な源泉掛け流しです。無色透明でほぼ無味無臭なので、大変にシンプルな印象ですね。 内湯１槽のみで中央に湯口があり、３方へと注がれます。槽内は適温～ややあつ付近でしょうか。浴槽は深めで90cmぐらいかな。腰を掛けて半身浴～たまに全身浴という感じです。 当日第一湯目ということもあり、洗髪など一通りさせて頂いた。300円という利用料にも関わらず、アメニティ類の備付けは意外でした。良湯は本来そのお湯を称賛すべきですが、この点は関心致しました。有福温泉の名を知って、わざわざ訪ねて来てくれた人達へのサービスなのでしょう。