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投稿日:2011年8月18日
高増温泉 不動乃湯 (高増温泉 不動乃湯)
paw_pawさん [入浴日: 2011年8月18日 / 2時間以内]
55.0点
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青森県北津軽郡板柳町にある温泉銭湯です。「道の駅つるた」から県道249号→137号線へと進んだところにあります。同道の駅からは4-5キロでしょうか。ナビ付き車であれば問題なく着けると思います。
外観はトタン系の仕上げ材を使った渋い建物で年季も感じさせます。内部も鄙び系全開。昭和の面影が色濃く残っており、大事に使い込まれている印象。なんとも私好みで嬉しくなります。
素晴らしく感じのよいご主人に受付をしてもらい早速浴室へ。訪問したのは平日の午後8時頃。調度常連さんたちのお風呂タイムに当たったようで、館内は家族連れも含め結構な賑わい振りでした。
お風呂は男女別の内湯が各一のシンプル構成。先端が丸みを帯びたL字型の湯船が鎮座しています。湯船の奥には、施設名の由来と思われるお不動様の石造が建立されていました。お不動様と一緒に入浴できる施設はそうはないでしょう。
源泉は奥と手前の二ヶ所から投入され、鮮度も抜群。湯はやや茶色掛かった濃い目の煎茶色。あふれ出しも充分で湯口付近では泡付きも確認できました。板柳地域特有のヌルスベした肌当たりも秀逸です。湯温は体感42度弱、ややヘビーでしっかりとした浴感。とても満足のいく湯浴みが楽しめました。
兎に角、生活感のある施設で皆さんおしゃべりを楽しみながら洗体・洗髪をしたりと、とても賑やかです。そんななか一人元気のないお爺ちゃんを発見。いつも一緒に入浴する仲良しさんがまだ姿を見せずションボリしているとのこと。他の方が慰めていると遅れて仲良しお爺さんが登場。悄然としていたお父さんは俄然元気になってなんとも嬉しそう。さっそく互いの背中を流し合っていました。
見ているこちらも心温まる光景で微笑ましい限り。情深い津軽人の一端を垣間見た気がしました。地元住民の生活に寄り添う温泉銭湯では、今夜もこうした小さなドラマが繰り広げられていることでしょう。4人が参考にしています
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