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久しぶりに、川原湯温泉王湯を訪ねた。八ツ場バイパスから八ツ場大橋を渡り、渡りきったところを右折すれば正面が王湯だ。駐車場はその手前左側にある。高台に移ってからは初めての訪問である。入浴料は500円、但し概ね2時間までとのこと。自販機で購入した入浴券には、購入した時間が印字してあった。
脱衣場はこぢんまりしていて、3人位なら平気だが5人6人となると窮屈そうだ。浴室に入って最初に感じたことは、硫化水素臭が以前とは異なるということだった。以前は、同じ硫化水素臭でも柔らかく丸みのある臭いだったと思うのである。このお湯の臭いはやや硬くとげとげしい。内湯は7、8人が入れる大きさである。湯温は42度強といったところだ。やはり新鮮なお湯はいい。湯船は、以前のような風格は無いが入りやすい。露天風呂は扇形に開いた、5人ほどが入れる大きさだ。眺めは良い。湯温は40度強というところ。内湯も露天も高温の源泉がそのまま、湯温を保つ程度に投入されている。管理人さんによれば、朝、湯船にお湯を張るときは加水するが、その後は源泉をそのまま投入しているとのことであった。湯口から立ち上る湯気は、かなりきつい硫化水素臭がしていた。
空いていたのでゆっくりしていたら、湯あたりをしてしまったらしい。疲労感があり、やや動悸がする。「湯あたりをした」と言ったが、本当に湯あたりなのだろうか。「湯口から立ち上る硫化水素の影響ではないか」などと思うのは、素人の愚にも付かない勘ぐりなのだろうか。いずれにしても、その後の、春爛漫の草津共同湯巡りの予定は諦めざるを得なかった。15人が参考にしています