口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2018年8月21日)
-
黒湯の湯治部は4棟あります。
1棟は食事なしで、3万の離れ。
1棟は2階建ての炊事場がある棟
あと2棟は平屋の全4室の棟。
平屋の棟は暖炉付きの藁葺き屋根でした。
ここは、遥か昔からこのまま。時間が止まっているかのよう。
現代的なものが全く見えず、タイムスリップしたよう。
そう、4~50年前は湯治場として賑わっていた頃が嘘のように、
今では宿泊客1~2組の寂れた雰囲気。
しかし、宿の方はとても素朴。朝、目の前の湯溜まりへ散歩しているると、「どうだい」と言って、そこから取り出した真っ黒なタマゴをいただく。一緒に、おいしいですねと小一時間。
宿も鄙びた雰囲気なら、お風呂も鄙び。夜や早朝しんと静まりかえった、歴史のある、木造の乳白湯に浸かってると。時代が止まったかのように思え、せせこましい毎日がばかばかしくなる。
炊事場も鍋、皿、調味料まで全て揃い、一泊3千円台の究極の宿。0人が参考にしています
-
乳頭温泉湯めぐり帳をもって、行ってきました。乳頭温泉郷にあって一番奥の秘湯ムードたっぷりの温泉でした。こじんまりとした露天風呂は周りを草木で囲まれ、何も考えることなく湯を楽しむことができました。内湯は温度が熱めに設定してあるのか交互に入ることで長湯を楽しむことができました。
1人が参考にしています
-
11月上旬、一泊してきました。
湯量が乳頭温泉随一と言うだけあって、いいお湯がわいてました。
まずは宿泊棟から少し離れた建屋の内湯へ。自分は露天好きなのですが、この内湯からは外が望めてなかなか風情があります。
夜に露天に入りました。すでに関東の真冬頃くらい寒かったですが、寒いだけあって熱めの湯はとても温まります。お風呂は全て木製で、また温か味があります。
泊まり客が既にチェックインしている時間でも立ち寄りの客がどんどん来るのは、ちょっとどうかなーとも思い、一応書いておきます。
ちなみに食事はまあ普通。
余談ですが、一人で泊まったら5畳の部屋でした(笑)。まあ全然気にしていませんが。
部屋にはテレビはありません。ま、せっかくの秘湯、不要ですね。1人が参考にしています
-
07年9月下旬に旅館部に、女性2人で1泊しました。
前日の宿が乳頭温泉郷のなかでも一番女性的で洗練された「妙乃湯」だったので、そのギャップを楽しみにしていました。期待どおり、ひなびた秘湯感をよけいに味わうことができました。
乳頭温泉の終点バス停から歩きで宿に向かいましたが、このコースおすすめです。起伏がなくて歩きやすいし先達川沿いで自然がいっぱい。所要時間も15~20分くらいだったかな? 「孫六」を過ぎると「黒湯」はすぐそこです。はじめ敷地内に入る坂道を見落として脇道に行ってしまいましたが、そのへんにもブクブク湯だまりが湧いていました。
秋のシーズン前の平日だったせいか、宿泊客は少なめ。湯治部に泊まっている人はいませんでした。2階のはしっこの部屋だったので、窓から下の源泉が湧いているところや下の湯小屋が見下ろすことができ、まるで昔々の集落を見ているような気持ちに。
到着した時はまだ日帰り利用の人がいて、宿の人にお湯がぬるいよみたいなことを言っていました。フロントの棟の前に立っていたら、見るつもりもないのに、混浴風呂の打たせ湯に立ってる男の人がもろにオープンしているのを見てしまい、「混浴、昼間は無理だな…」と判断した私たちはまず宿泊者専用の旅館部の内湯に向かいました。
そっけない脱衣所は床がちょっとくたびれていたりして、一瞬気持ちが盛り下がったのですが(妙乃湯とくらべてはいけない)、浴室の扉を開けたらそんなことはどうでもよくなりました。木造りの湯船にやわらかい白い湯、大きくとられた窓からは、少し離れた高台に建つ茅葺きの離れ(グループ客用)が見えて、なんというか内湯の理想形のひとつだなぁと思えました。入る人が少ないせいか、温度もここが一番高めでした。窓からの眺めがいいので、ここはぜひ夕方や朝に入ることをお薦めします。
上の湯の混浴も深夜にのぞいてみて、誰もいなかったので「よっしゃー!」とトライ。脱ぐまでヘ誰か来ないかドキドキですが、入ってしまうと度胸がつくものですねー。でもやっぱり昼間は女性にはキツイでしょうね。
部屋は簡素のひとこと、食事も平均的なものですが、もともとそのへんの期待は抱いていなかったので、夕食後に部屋に戻ると布団が敷かれていることに感動したりしてしまいました(てっきりここは自分で敷くのかと。さすが旅館部)。夜中に熱いお茶が飲みたくなった時のために、ポットのお湯を補充してもらいに夜にフロント棟に行ったら、ちょっとめんどくさそーにされましたが。
「鶴の湯」はまだ未体験なので比べることはできませんが、敷地全体に流れる野趣あふれる湯治場ムードは、乳頭温泉郷の中でも一二を争うものだと思います。0人が参考にしています
-
秋の行楽シーズンで、予約が取れないかと恐る恐る連絡をしたら、空いているとのことで、宿泊をした。行ってみて、ビックリ。宿は、いくつかの建物に分かれていて、藁葺きの所もある。携帯はあきらめていたが、部屋には、テレビもない。テレビもないから、コンセントもない。ストーブもファンヒーターでなく、石油ストーブであるから、コンセントも不要。パソコンも使えなかった。照明は、電気が使えるから、結構明るい。ランプの宿でも、よいのかなと思うが、自分にとっては、温泉さえあれば、別にテレビは不要であるが・・・。テレビがないからではないと思うが、客同士がすぐに打ち解けて、話をしている。良い雰囲気である。(受付の建物には、衛星放送用のアンテナが取り付けてあったから、宿の人はそれなりに、利用しているのであろう。ランプは手入れが大変だから、無理かな。)
お風呂は、内湯と露天が分かれて配置されている。露天は、結構、ぬるい。熱めのお湯が好きな自分にとっては、もうチョット熱くても良いように思われた。露天は、6人くらいで満杯となる。人気があるのであるから、もうチョット広くても良いかなと思う。今回、気に入ったのは、打たせ湯。結構癖になりそうである。0人が参考にしています
-
-
有名な自然木の柱を使った混浴露天風呂・打たせ湯は、女性にはいかにも敷居が高いので、少し下ったところにある、男女別の浴場を、立ち寄り湯で利用しました。
ひなびた雰囲気の温泉棟は開放感にあふれ、お湯に洗われた木の感触も湯治場情緒いっぱいです。広い内湯の外には、女性用にだけ大きな露天風呂。この露天風呂からの眺めが素晴らしい。源泉の向こうに、藁葺きの建物や木々を臨む風情は、乳頭温泉郷一ではないかと思います。
受付の方も、お湯の温度を聞きに来た(礼儀正しく、戸の向こうからです)男性の方も、素朴で暖かい感じでした。
源泉温度が高いため相当加水しているらしく、やや温泉成分が薄い感じがしたのが、唯一残念だったところでしょうか。
シャワーなどの設備を期待してはいけませんが、自然の中で湯浴みするには最高のロケーションです。次は宿泊で利用したいな。0人が参考にしています
-
07、6月の4~5日にかけて、こちらの湯治部に二日間滞在しました。
こちら「黒湯」は、当時温泉にそう興味のなかった高校時代の僕ですら知っていたほどの名湯であります。要するに憧れの温泉(^^ですから、岩手の須川高原温泉をあとにして、秋田の乳頭温泉にむかう車中のイーダちゃんの心は結構高揚してました。
「黒湯」到着は15:20。天気は極上。
駐車場から黒湯に下る道すがら、江戸時代の長屋みたいな時代がかった茅葺屋根のオンパレードに、もう気持ちはくるくる舞いあがっておりました。
この雰囲気! 去年の冬訪れた「鶴の湯」は優雅でした。でも、この「黒湯」はちがう。もっとワイルドで、なんちゅーか秘湯中の秘湯といったドスンとした趣があります。
ちょうど湯治棟をいくつか建て替えしている最中とかで、「黒湯」はトカトントンと大工さんがいっぱい作業してられました。
「あ。うるさくて御免なさい。でも、こちらの作業、夕6時には終わりますから」
この無造作さなんかもちょっといい。
僕が案内された湯治棟は、下の湯(これは黒湯の内湯です)に近いところの、萱葺き屋根の一棟でした。この棟には三つの部屋があり、むかっていちばん左が僕の部屋。がらりと木戸をあけると、囲炉裏、それと、すっかり擦り切れた、陽に焼けた畳が見える。スペースは十畳くらい。カーテンのない裸のガラス戸から西日がいっぱい差しこんでます。熱ッ。むろん、表の木戸にも部屋の裸のガラス窓にも鍵なんて小洒落たモノは着いておりません。
それでもってトカトントンの工事音。大変うるそうございます。
あと、棟のまえのすぐの道を観光客の団体さんがゾロゾロ通っていき、ときどき僕の部屋の正面の木戸を勝手にあけたり、ギロッと覗きこんだりして、
「あらやだ。ひとがいる」
あったりまえじゃないですか、いまさっき借りたんだもの! でも、なんというんでしょう、こういうの、僕的にはすご~くツボでした。とても良い。風呂に入るまえから既にエクスタシーとでもいいますか(^.^;
「上の湯」の有名な濁り湯露天に入ったのは、17:00頃だったやうに思います。湯浴みしたお客同士で、なんか話が超弾んじゃって---。仙台からバイクできたジャンボ兄ちゃんと、川崎からリフレッシュのため訪れた中年の会社員さん、あと東京の漁師さんとその彼女の八戸姉ちゃん・・・温泉に入ってあんなに話の弾んだことはなかったッス。こちらのお風呂に入ると話が弾むと聞いてはいたけど、いやあ、楽しかった、これも「黒湯」の魔力でせうか(^o^)/
ただ、夕暮れになると「黒湯」は、その様相を新たにします。観光客の団体は去り、大工工事の作業も終了した「黒油」は、凄いほどの静寂に包まれます。
千達川のせせらぎ。繁く鳴く虫の声。
部屋に蚊やら蛾やらがいっぱい入ってくるので、蚊取り線香にマッチで火をつけて、それを囲炉裏の灰のうえにセットします。やがて、部屋中に香る、芳しい、懐かしい香り・・・。
自炊棟まで出かけていって、料理して、そこで知りあった農家のおばちゃんとちょっと話して、それからまた手拭いを肩にかけてぶらりと風呂に出かけていって・・・
薄暗くなってからの「黒湯」の萱葺き屋根の小屋小屋の、オレンジ色の裸電球の灯りに染まったいくつもの窓が実に美しかった。
「黒湯」、最強---。
僕は何度でもそういうでせう。しかも、こちら言語横断に安い、丸二日泊まっても5000円ちょっとなんスから。これはもう推薦するっきゃない、「黒湯」サイコー、こちら、唯一無二のお湯でありまする(^^;1人が参考にしています
-
乳頭温泉の中でも一番山奥にある温泉で、ゴールデンウィークに行ってきました。まだ、5月では温泉に向かう道の両側は1メートル以上の雪が積もっており、情緒深い雰囲気がありました。混浴露天風呂に入りましたが、同じ乳頭温泉の鶴の湯とは大違いでゆっくりと入ることができました。景色も自然がありのままという感じでこれぞ秘湯という感じで、とても落ち着けます。萱葺き屋根の建物も歴史を感じるもので、秋田まで来た甲斐があったと思いました。お湯は比較的あっさりとした白濁酸性硫黄泉で、当然首都圏では味わえないものです。乳頭温泉郷の中でも一押しの温泉です。
0人が参考にしています
-
かれこれ20年は前でしょうか。家族四人で夏に泊まりました。
当時は宿は予約せず目で見て決める飛び込みがメイン。
繁忙期と重なりなかなか空きが無かったのですが、
たまたま黒湯さんだけキャンセルがあった様で、
一部屋空きが出て、ラッキーにも宿泊出来ました。
部屋につくなりビックリです。
電気は通ってないし、部屋のしきりも・・・
たまたまお祭りの様で、花火があがったり、舞台のような壇上で、
昔のチャンバラっぽい劇をやってました。
それを本当に楽しそうにみんなが見ている姿に、子供ながらに衝撃を受けましたが、
テレビが無いから仕方無いのかな~なんて納得してみました。
露天風呂はご存じのとおり丸見えですね(笑)
お祭りの時だけとか書いてあったんですが、夜の2時間だけ女性専用に。
男女入替制の時間になってもおじさんが入っていましたが、
時間だからと言って出てもらい、その後は貸切。
ようやく入れた星を眺めながらのお風呂は本当に気持ちよかったです。
打たせ湯は、外から丸見えで、かなり恥ずかしかったんですが、
外には裸同然の男女の湯治客があちこち見受けられ、
それも子供にはそうとうショッキングな大事件でした。
湯治というのもこのとき初めて知りました。
電気が通って無いほどの秘境・・
と信じていたら、後日他の旅館は普通に電気通ってるって知りました。
でもカマドで炊いたご飯はとてもおいしかった。
変な想い出でしたが、また是非行きたい温泉です。0人が参考にしています
-
-
-
田沢湖高原のブナに囲まれた林道を進むその道中の雰囲気も良いです。
駐車場から敷地内の小道を歩いて風呂場へ到着。鄙びた木造建築物やそのロケーションは秘湯そのものです。
説明は不要かもしれませんが、黒湯といっても乳頭温泉郷のその名の通り乳白色のお湯です。
硫黄のにおいはしますが、お湯そのものは強烈さは無くやわらかい感覚です。0人が参考にしています
-
8年前に宿泊して以来の再訪でした。当時は温泉には全く関心が無く誘われるままに赴き、恐れ多くも不便な所だなーという印象が強かったのですが、今ではただただ当時の自分の見聞の無さを反省する次第です。
宿泊予定の休暇村に車を停め、敢えて林道を20分ほどひた歩き到着。(途中、熊出没注意の看板には焦りましたが…)突如として見えてくる宿は当時のまま。懐かしさと同時に安心感も。運良く内湯は貸切に。夜通し9時間かけて来た労を早速ねぎらい、朝日が差し込む中、至福の時間を堪能。ホント来て良かったと痛感しました。露天も狭小ながら自然の粋が凝縮している感じ。乳頭での朝風呂(平日)ほど贅沢なものは無いですね。0人が参考にしています
-
5月6日(土)に日帰りで利用させていただきました。
鶴の湯で1時間の朝風呂を楽しんだあと、妙乃湯さん、蟹場さん、大釜さんとメインストリートの3軒に立ち寄ってから黒湯さんへ。もう黒湯のお風呂に入る前からフラフラですわ( ̄▽ ̄υ)
黒湯温泉の駐車場からお宿までは急な坂道を下ります。足元の雪は溶けていましたが道の両側の雪はまだ2mもあって、このエリアの雪深さを物語っていました。
気温は6度。GWだというのにまだまだ冬の気温です。(雪見のお風呂は寒すぎて好みではないですだ~)
お宿は杉皮葺きの、非常に味わいのある渋い建物です。
受付から右に行くと混浴露天、左へ向かうと内湯です。
ここの混浴露天は女性にはちょっと敷居が高いので、諦めて内湯へ。
またかなりの坂道を下ります。
内湯の引き戸を開けるといきなり目の前にお風呂が広がっていてびっくり!
お風呂が、というより、脱衣所とお風呂の間に壁もドアもないから、いきなりお風呂が目に入ってしまうのです。
女性用の内湯の外には専用の露天があります。お風呂の作りは内湯も露天もほとんど同じように思いました。非常にシンプルです。でもこのお宿にはこういう簡素なお風呂がとても似合うと思いました。お湯は文句なしです。
しかし・・・ここに泊まるとなると、いちいちこんなに離れたお風呂まで来なきゃならないんですね。それはちょっと面倒くさそうです。0人が参考にしています
-
黒湯には2度お世話になりました。
TVも冷蔵庫もなく、携帯の電波も届かない俗世間とは隔絶した感のある趣。
薄めの乳白色の温泉も素晴らしい。
質素な設備やサービス内容に不満を云う方もいるようですが、私はそれら全てひっくるめてお気に入りです。
食事は特筆するものではありませんが、地のものを使った郷土色豊かな料理で、十分満足です。0人が参考にしています
-
10月に宿泊でお邪魔しました。紅葉が美しくお風呂も雰囲気がありロケーションとしては最高です。ただ食事は他の温泉宿と比べると落ちる感じです。また早朝から日帰り入浴のお客さんが多いので、朝食後にのんびりお湯に入れなかったのも残念です。あまり宿泊には力を入れていない印象を受けました。
0人が参考にしています
-
11月初旬の金曜に宿泊しました。曜日がよかったのか時間がよかったのか、混浴の露天風呂に入浴していた客は多くなく、湯花漂う濃厚なお湯をゆっくりと堪能できました。夕食も華美ではないものの適切な量と内容で、ついつい「黒湯温泉」と名づけられた冷酒を飲みすぎてしまったさー。
朝風呂は男性用内湯に行きましたが、入浴客はなく貸し切り状態。湯花が沈殿して半透明になった湯に浸かり、底に沈んだ湯花を思いっきりかき混ぜると、湯は瞬く間に乳白色に!! あー、極楽極楽。その後は宿泊棟の内湯へ。ここは決して広くはないけれど、窓をフルオープンにすると、茅葺の一軒屋が正面に見え、まるで一幅の絵のよう。ただし、宿泊等の内湯は宿泊者専用だと思います。
ただ、打たせ湯は、11月になると寒いし、湯もぬるいので、長時間当たっていることはできないでしょう。0人が参考にしています