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投稿日:2006年8月28日
強力肌ぶる温泉 (津江老人福祉センター(つえ温泉)(閉館しました))
ごんごんさん [入浴日: 2006年8月26日 / 2時間以内]
55.0点
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こちらの温泉、九州の温泉ファンなら誰でも持っていそうな「九州の本物温泉-すべて源泉たれ流し! (1)」(ISBN: 4906586163)、「大分の極上名湯」(ISBN: 499017691X)といういずれも源泉掛け流しは当たり前、更に泉質も素晴らしい温泉ばかりを集めたガイド本に掲載されているのですが、そんなことが嘘のようにひっそりと営業されていらっしゃいます。土曜日の昼下がりにお邪魔しましたが、洗い場は使用された形跡が感じられませんし、最初の15分ほどは貸し切り状態と贅沢に楽しめました。あとから地元のおばあちゃん達が2-3人入ってこられましたが、週末とは思えない長閑な空気が流れていました。
浴室のドアを開けるとふわっと硫黄臭がします。タイル作りの浴室はいかにも福祉センターという感じで情緒はありませんが、お湯はうっすらと緑がかっており、贅沢に掛け流しになっています。「適温にするために加温しています」との表示がありましたが、夏場は38.7度の源泉をそのまま使用しているようです。湯加減はいいし、混み合っていないし、いつまでも浸かっていたい心地の良さです。浴槽のお湯は際だったにおいは無く、どちらかというとキシキシする肌触りですが、湯口から直接汲み取ったお湯は幾分とろみが感じられ、硫黄の香りが漂います。硫酸塩泉とのことですが、しょっぱさよりも苦みを感じました。
ぬるめのお湯にいつもよりゆっくり浸かっていると、体があたたまって思いの外汗が出てきます。そしてしばらく経つと肌がぷるっぷるのモチモチに。モチモチ感は寺浦温泉(唐津)でも感じるのですが、この細胞が内側からふっくらして肌がぷるぷるする感じは今まで体験したことのないもので、しかも効果は数日間持続します。髪の毛もさらさらとしていました。
こちらの施設は広くて清潔な無料休憩所があるので、常連さんは温泉→休憩所→温泉、と半日コースで利用なさっているようです。館内にレストランはありませんが、飲み物・食べ物持ち込み自由なので、長居を決めたい人は用意していくといいと思います(一番近いコンビニでも20kmは離れているので注意)。常連さんは余所者のごんごん夫妻にも気軽に話しかけて下さいます。それもそのはず、こちらは2002年日韓共催W杯の時、何日も遅刻した上に夜中に到着したカメルーン選手団を嫌な顔一つせず歓迎した中津江村にあるのです。当時と変わらぬ温かいもてなしの心と、美肌効果抜群の温泉とで心も体もあたたまり、癒されました。
【参考URL】http://www.shokokai.or.jp/44/4448213838/
【湯船】内湯1(6-7人サイズ)
【カラン】6基内4基シャワー付
【アメニティ】石けんのみ
【脱衣所】広々。洗面台2台有り。鍵付きロッカー無料。3人が参考にしています
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