かとぅん さん
33.3点 / 243件
いつも参考にさせてもらっているので、少しは還元しなきゃいけないかなぁと思って書き込んでみます。
温泉は泉質と鮮度だと思います。鄙びた温泉・野湯歓迎!日帰り入浴は500円まで!
![]() |
![]() |
![]() |
![]() | ||
![]() |
- 並び順
-
口コミ最新投稿順 |
-
亀川温泉の、一歩入ったところにある公衆浴場。時間が止まったかのようなレトロっぷりが見事です。数台分の駐車場があります。
まずは、驚くまでにレトロな建物。1階が温泉。2階には、何か分かりませんが、亀川ホールなる集会場があるようです。その他には、洋服屋さんと床屋さん。遥か昭和の時代から何も変わってないのではないでしょうか。
番台の奥に温泉があります。木製の棚に、殺風景なタイル貼りの浴室。浴槽の床は、亀をかたどっているようです。
お湯はpH 7.9。総成分790mg/kg。主成分はNa-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩ですが、メタ珪酸208mgも入っています。お湯は熱めに設定されており、浴感はよく分かりません。あまり浴感を求める泉質でもありません。さっぱりと楽しむお湯かと思います。
別府には、花園温泉や薬師温泉などレトロな温泉がいくつもありますが、ここはその中でも印象的です。泉質よりも周りの風景と一緒に楽しむとよいでしょう。 -
苗場山に登山をして、その下山に一泊しました。苗場プリンスホテルなどのある登山口からも歩いて2時間、宿の予約の時にも「山道を歩けますか?」と聞かれますが、登山道を2時間歩ける装備で行くべき宿です。苗場山の山頂から下山する歩程4時間の道もあまり整備されておらず、アクセスは難易度の高い温泉と言わざるを得ません。
その分、宿についた時の開放感はひとしおです。川に面した部屋は、山小屋とは言え個室が用意され、電気はありませんが夜には石油ランプが灯されます。夏でも肌寒いくらいですが、窓を閉めれば川の音も小さくなり、ランプのほのかな暖かみがあって、日常を忘れられます。料理は自家米と山で採れた山菜やキノコなどが中心で、質素なものです。決して華やかさを求めてはいけない。登山者としては物足りないので、何かしら肉などを持参した方がいいでしょう。
肝心の温泉は3ヶ所。混浴の「薬師の湯」「玉子の湯」。昼間だけ女性用(夜は混浴)の「青の湯」です。どれも川に面しており、岩とコンクリートで作られた手作り感あふれるものです。薬師の湯と玉子の湯は自噴しているようで、川に面したシンプルな露天風呂の底から、ポコポコと空気とともにお湯が湧き出しています。素晴らしい泉質と思います。特に薬師湯が鮮度がよいでしょう。
3つとも源泉は違いますが、どれもpH 6.5前後。総成分1.9~3.6g/lのCa,Na-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉で、青白~赤茶色に濁っています。鉄分など金属味は弱く、硫酸塩泉独特のキシキシした触感があります。臭いは強くありません。ここへ来るだけの価値のある足下湧出湯と思います。 -
米沢八湯の一つ。板屋駅からずっと山道を入ったところにある一軒宿。有名な濁り湯ですが、入浴した日はほとんど濁っていませんでした。
木造の宿で、山小屋の風情です。
お風呂は4ヶ所あって、時間によって混浴・女性用などと変わります。
建物の中に内湯が2ヶ所。建物の外に露天風呂が2ヶ所あります。
基本はどれもNa,Ca-硫酸塩・炭酸水素塩泉。総成分1086mg。硫化水素はガス0.6mg+イオン0.8mg。浴感としては、硬い感じの硫酸塩泉です。濁り湯でなくても、鉱物の香り、土の香りがあります。特に内湯の大浴場はなみなみとお湯が注がれ、新鮮です。硫黄の臭いは強くなく、自然と入りやすいお湯です。建物は新しくありませんが、新鮮なお湯が楽しめます。周囲には硫黄の強い枡形屋もありますが、その仕上げ湯としてもとてもよいと思います。 -
水沢江刺駅から車で20分くらいの住宅地の中にある温泉。東北旅行のため一泊しましたが、旅館というよりは食堂と旅館も兼ねた日帰り温泉、と言った方が近いかも。日帰りのお客さんがかなりたくさんいました。
風呂場は内風呂+露天風呂で、内湯はタイル貼り、露天は岩風呂です。露天の岩風呂は結構広くて開放感はあります。お湯は微妙に緑がかった透明で、軽い塩味があります。pH 8.2、総成分4.6g/kg。比較的純粋なNa-塩化物泉です。
成分的には悪くないと思うのですが、なにぶん塩素消毒の臭いが強すぎます。もはや浴感はよく分かりません。せめて消毒が弱いといいのですが。あまり温泉として期待しない方がいいでしょう。食堂がついているので、入浴+食事をする日帰りの人が多かったです。 -
投稿日:2011年9月4日
平泉の観光地そばにある食塩泉(平泉町健康福祉交流館 悠久の湯 平泉温泉)
かとぅんさん [入浴日: 2011年8月29日 / 2時間以内]
33.0点
-
33.0点
-
44.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
平泉の中心、毛越寺から歩ける範囲にある日帰り温泉施設。新しくてきれいです。内湯だけのシンプルな構造ですが、新しいこともあって清潔感も高いです。小さいけど休憩所もあります。
お湯は薄白濁の食塩泉。pH 7.8、総成分4.9g/kg。ほとんど純粋なNa-塩化物塩泉ですが、塩分の他に、ごく微かに金属味がするような気がします。入口の看板には源泉100%と書かれているのですが、かけ流しなのか循環か表示がありませんでした。消毒しているかどうかも分かりませんが、消毒臭はほとんどなかったです。観光地の近くであり、きれいな施設でもあるのでちょっと寄るのによいと思います。 -
半年間休業して改装していた能登屋に一泊しました。表向きは昔と変わらず、川沿いの景色も変わりません。改装はしても雰囲気をしっかり維持しています。
浴室は3ヶ所。主な浴室は新館4階で、これはおそらく新しく作られたもので石タイルの内湯と木の露天風呂。お湯は銀山温泉共通の3本の源泉の混合のようですが、微かに鉱物と硫黄臭のただよう、引き締まった感触のお湯はさすがと思います。浴室はとてもきれいですが、どうしても銀山温泉というと、ちょっと鄙びた木質の雰囲気を想像してしまうので、ちょっと新しすぎなのかも知れません。
あとは、貸し切り風呂として、最上階からさらに階段を上った山の上に離れの貸し切り露天(チェックイン時に予約制)と、地下の洞窟風呂があります。雰囲気は洞窟風呂が一番よかったです。お湯の持つ微かな香りも充満していてよいと思います。
宿としては、川に面したベランダなど残すべき所を残しつつ、空調や内装などとても新しくなっています。木造の旅館が不得意なきれい好きの人でも大丈夫でしょう。とてもうまく改装されていると思いますが、なにぶん、新しくて快適過ぎたことにまだ違和感が取り切れませんでした。 -
投稿日:2011年9月4日
ポテンシャルは高い硫黄系温泉(循環・消毒)(芦別温泉スターライトホテル)
かとぅんさん [入浴日: 2011年9月4日 / 2時間以内]
22.0点
-
33.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
※日帰り施設の「星遊館」の評価として書きます。
芦別の町から山へ15分ほど入ったところにある、ホテルと日帰り温泉施設です。星遊館へ日帰り入浴してきました。入浴600円。
浴室は内湯がジャグジーや寝湯などと露天風呂。内湯はタイル貼りの無機質なものですが、入った瞬間に微かな硫黄の臭いがして期待させます。お湯は弱黄緑色の透明なもので、ごくかすかな硫黄臭があり、しっとりとした肌触りがあります。そして弱いながらも泡付きがあり、手や足に小さい泡が微かにつきます。pH 7.5, 総成分2.5g/kg。硫化水素は4.3mg(ガス)+3.3(イオン)。二酸化炭素201mg。弱アルカリ性の、硫黄濃度も比較的高く、泉質としては、臭い・浴感・色ともに、ポテンシャルの高いお湯だと思います。
ただ全体として消毒臭があり、また循環のためかなり泉質が分かりにくくなってしまっています。非常に残念な状態です。せっかくの泉質を低めてしまっていると思います。また清潔感が今ひとつ。実力が推測されるだけにもったいない温泉です。 -
多くの方が絶賛していますので、あまり長くは語りません。全国から入浴者が訪れる皮膚病の温泉、として有名かと思います。豊富温泉は、宿が数軒ありますが、ごくごく小さい温泉です。コンビニやお土産物店もありません。この町営温泉が、温泉街の中心施設、と言ってもいいかも知れません。
お風呂の他にも、日帰りの休憩所の他、個室休憩室もあって日帰り施設ながらも病気療養に通う人も使いやすいようにできているみたいです。浴室も、湯治用のぬるめの浴室と、一般客用の熱めの浴槽に分かれています。とはいえ、誰がどっちに入ってもよく、湯治用はぬるめに設定されていて長湯しやすいという違いだけだそうです。
熱めが嫌いなので、ぬるめの湯治用に入りました。
お湯は、まったりとした塩系です。濃厚な黄白色の濁り湯で、pH 7.64, 総成分12.4g/kg。Na-塩化物泉ですが、メタホウ酸400mgを超える含有量のためかとてもすべすべした印象です。そして鼻をつくフェノール臭。これはもう強烈な印象ですね。さすが天然ガスと一緒にでてきたお湯だけあります。療養泉としての印象が強いですが、とにかく一度は入るべき強烈な温泉であります。 -
ノシャップ岬から車で10分ほどの海に面した公共温泉。入浴600円。建物はきれいで、平日の昼でも結構、お客さんが入っています。軽食堂も入っています。休憩できる広間はなかったです。内湯は公共施設っぽくタイル貼りの素っ気ない感じですが、小さいながらも露天風呂もついています。
お湯は、総成分4.2g/kg。pH 7.9。露天風呂は緑色がかったお湯で、草のような特殊な臭いがします。いわゆる、アブラ系のごく軽い臭いといってもいいかも知れません。悪くないです。弱アルカリ性なのですが、pHの割に、かなりぬるぬる・すべすべした感触です。Na-塩化物・炭酸水素塩泉。メタケイ酸とメタホウ酸が100mgも入ってない割に、かなりしっとりする感じがしました。
予想した以上に、泉質はかなりよいと思います。
ただ、全ての浴槽が循環・消毒で、特に内湯はこれらのよい特徴がほとんど感じられません。露天風呂だけでよいので、かけ流しをつくったら印象が全然違うのではないでしょうか。 -
グループ旅行で、伊香保の石段街へ行きたくて宿泊しました。
立地はいいです。石段街の上の方で、眺めもよく、ちょっと石段へ遊びに行くこともできます。傾斜地にある旅館なので構造が複雑。古い大浴場(内湯のみ)はフロントの上の1階(又左衛門の湯)に、新しい浴室(六左衛門の湯)は別棟スパタワーの上、さらに新しい露天風呂(権左衛門・写真)が宿の外へ一歩出たところにあります。
伊香保は、全部伊香保源泉から引かれていますので、源泉に近い方が新鮮ということになるのでしょうが、岸権旅館は比較的源泉に近い方だと思われます。
新しくできた、露天風呂だけの権左衛門の湯が鄙びた感じと、木質の湯殿の雰囲気があって一番よかったと思います。反面、旅館からは一度外へ出るし行くのが面倒でもあります。大きな旅館でありながら、鄙びた温泉気分が味わえる浴室があると気分もよいです。ちょっと今後に期待でしょうか。