源泉王子 さん
43.8点 / 198件
ドライブが高じて日帰り温泉を巡り、某温泉と出会ってからは源泉かけ流しに魅力を感じています。好きな泉質は単純硫黄泉、アルカリ性単純泉、重炭酸土類泉、他に湯の花や析出物、飲泉、共同湯に興味があります。
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温泉博士を持って入りに行く。わさび沢という奥まったところにある、落ち着いた静かな宿。立ち寄り湯を歓迎してくれる。通常は500円で営業は12時~20時。
内湯と露天があり、それぞれ泉質が異なる湯を楽しめる。内湯は入った途端、乗鞍温泉独特の硫化硫黄の臭いが感じられ、それだけでうれしくなる。乳白色に濁った湯には、細かい無数の白い湯の花が舞っている。後で知ったが、循環しているとのこと。それに気付かなかったくらい、湯の使い方は自然で、湯船の縁からもあふれていた。
露天は、わさび沢温泉という湯を引いている。こちらは無色透明、臭いを嗅ぐと少し酸味のある臭いがした。鉱泉のため、加温しているが、湯にあまり特徴は無かった。ただ露天は周囲に木々の紅葉が見られ、景色を楽しみながら入浴できるのが良い。
内湯の泉質は成分が濃く、シャワーのノブなどが黒く変色している。乗鞍といえば「湯けむり館」の白濁した温泉が有名だが、宿の立ち寄り湯でもこの泉質を十分楽しむことができる、むしろ穴場だと思う。 -
投稿日:2010年10月25日
新穂高のモダンな森の宿(奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 野の花山荘)
源泉王子さん [入浴日: 2010年9月16日 / 1泊]
44.0点
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44.0点
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44.0点
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33.0点
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55.0点
「山荘」とあるが、モダンな山の宿。今年の5月にオープンしたばかりである。有名な「槍見館」の姉妹店であるらしく、従業員の方がいろいろ話してくださった。
ここの売りは、数々の露天風呂とオープンキッチンで楽しむ夕飯だと思う。その日はあいにく雨で、館内の内湯、露天風呂中心に楽しんだ。
内湯は明るくモダンな雰囲気、露天は小ぶりだが、庭園と山岳を望む景色が素晴らしい。どの浴槽も源泉掛け流しで、茶色い細かな湯の花が見られた。次の日、雨が上がった頃合を見て、貸切野天風呂に出かけた。玄関から2分くらい下った先にある、つい立の内側には丸い露天風呂、新鮮な源泉が満たされている。空気がおいしい。周りは森以外何もなく、ひっそりとしている。まさに森の中の秘密の湯、貸切だからゆっくりできる。ここに泊まったら是非入るべき!
夕飯のオープンキッチンは料理人や他の客と歓談しながらというもの。それはそれで思い出になったが、控えめな人や、2人だけでプライベートを楽しみたいとか言う人には不向きか。
料理はどれも美味、特に飛騨牛のステーキは極上!また釜で炊いたご飯は格の違いを感じた。
その他、部屋はごく普通のつくり、宿としては部屋そのものにあまり興味は持っていない。エアコンは無いが、今年のような猛暑の年は大丈夫か。館内の混浴露天風呂は温度調整がうまくいかず入れなかった、残念。宿の人の話を聞いて自然相手は大変だと感じた。宿泊料金がやや高く感じる、食事は素晴らしいが、他はどうだろうか…。紅葉の季節など素晴らしいロケーションだろう。 -
投稿日:2010年10月3日
極上!とろ~り硫黄泉(田沢温泉 有乳湯(たざわおんせんうちゆ))
源泉王子さん [入浴日: 2010年9月4日 / 2時間以内]
55.0点
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55.0点
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55.0点
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55.0点
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0 - 点
何十年ぶりに田沢温泉に出かける。昔から近くに住んでいたが、家族と幼い頃に訪れただけで温泉の印象などほとんど残っていない。最近、田沢の評判があまりにも良いので、それならばと出かけてみた。
200円の入浴料が共同湯らしい。施設内は程よく新しく、明るい。
早速、洗い場で洗顔すると、思わず硫黄臭でむせてしまった。 ここはシャワーも上がり湯も全て源泉を使っており、浴室全体に甘い硫黄の香りが広がっている(備品は何も無い)。そのくらい源泉をふんだんに使っており、ファンにはたまらない温泉である。
内湯は絶えず湯が掛け流され、洗い場の床は常に湯が流れている。体を沈めると、無数の泡が体に付いてくる。こんな泡つきを観察できたのは、白骨温泉の泡の湯以来だろうか。この泡つきはクチコミで皆さんが書いてあるとおりである。源泉がぬるいため、長湯しながら泡つきをゆっくり楽しむことができた。
さらに、単純硫黄泉らしい、とろ~りとした湯、この柔らかさは極上!近くの別所や戸倉上山田と同じ泉質だが、湯の新鮮さ、柔らかさが格段に違う。
温泉ファンになってから、あらためて田沢温泉の素晴らしさを知った。こんな湯に毎日浸かれる地元の人がうらやましい。
共同湯でありながら、駐車場も十分。観光客を受け入れる雰囲気も暖かい。 -
ロープウェイ乗り場下の売店にある足湯。5~6人用の簡素なつくり。売店で温泉たまごが売られており、つい買いたくなる。時々カラスが狙っているが網が仕掛けられていた。2種類のパイプから湯が出ており、片方はかなり熱い。細かい白い湯の花が見れた。
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投稿日:2010年9月25日
ロープウェイと温泉と(新穂高ビジターセンター山楽館 神宝乃湯)
源泉王子さん [入浴日: 2010年9月16日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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44.0点
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44.0点
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0 - 点
ロープウェイ鍋平高原駅から歩いてすぐのところにある。
ロープウェイの前売りクーポン券を購入した際に、特典でここの無料券がついていた。鍋平駐車場までは自家用車でも行けるが(冬を除く)、ロープウェイを利用して出かけるのは格別に感じる。
平日で雨天ということもあり、客はおらず1人で贅沢に楽しんだ。
受付で従業員の方に「屋根があるが雨漏りしている」と言われたとおりの露天風呂であったが、水が当たらないよう工夫して入浴、そもそも無料で入っているのと、新穂高温泉特有の高温硫黄泉を十分に感じられたことで満足。源泉は80度を超える高温のため熱交換後、加水をしているが、泉質の特徴は保っていた。加水でも使い方次第で特徴を維持できる温泉はたくさんあると思う。
湯口の湯煙からは硫黄の臭いがたちこめ、浴槽には白い大きな湯の花が大量に沈殿、浮遊。手にすると、卵スープのようで面白い。浴感は入浴直後はさっぱりしていたが、時間が経ってからじわじわと温まってくる。
環境保全のため、石鹸、シャンプーなどの使用はできないが、脱衣所などは清潔、無料の貴重品ロッカー、トイレも揃っている。こんな山中でこういう施設を利用できるありがたさを感じた。 -
ドライブの途中に立ち寄った。温泉ガイドを見てここを選んだが...見た目は完全に昭和の廃れ系コンクリートの外観、入るのに躊躇した。しかし過去にも廃れ系の温泉宿で泉質に満足し、好感を得てきたことを思い出し入ってみた。
自分はあまり気にしないが、じめっとした施設内で決して快適とは言えない。
団体客が食事をしていたせいか風呂は誰もいなかった。内湯と露天があるが行き来はできない。
まず露天に向かうが、従業員にアブに注意してください、と言われる。露天は熱めの源泉が掛け流し。湯口を嗅ぐと甘い硫黄の臭いが感じ取れた。景色がユニークで大糸線の電車が近くでよく見える。
内湯はさらに熱く、水で埋めずにはいられなかった。しばらくすると従業員の数人が入浴に来て、山の宿らしい飾り気の無いやりとりを楽しんだ。喋り方からして出稼ぎらしかった。
湯は浴後にガツンとくる感じで、熱がしばらく引かない。
余談だが、この宿の目の前に源泉と思われる湯が滝のように流れ落ちていた。そのまま川に垂れ流し状態である。近付くと硫黄の臭いがし、触ると相当な高温であった。そんな観察をしていたところ、なんとアブ、ブヨの群れに襲われ大変な目に遭ってしまった。。。
今度は姫川温泉の他の宿にも行ってみたい。写真は露天風呂。 -
まず深夜1:00まで営業しているのがうれしい。仕事帰りに、観光客、プライベートに、と集客は広い。何回か訪れているが、いつも日付が変わる頃に行っている。
ここで注目すべきは、内湯と露天風呂で異なった色の湯が楽しめることである。また日によって違うのも驚かされる。今回は内湯が青みがかった透明な湯、露天はやや濁った緑色であった。どちらも掛け流し、特に露天は香ばしい硫黄の臭い、つるつるした浴感から新鮮さが分かる素晴らしい泉質である。本当に戸倉上山田の温泉はどこに行ってもはずれがない。
露天には大型のテレビが設置されており、時間を忘れてゆっくり過ごせる。シャンプーなどの備品も揃っているが、ドライヤーは有料、30円の用意を。
入浴料は650円とこの辺では高いが、深夜営業で良質の湯が楽しめるなら適当だと思う。難点としては、トイレが狭く清潔感に欠けることと、場所が分かりづらいことか。道しるべがほしい。 -
外湯めぐりの一番に、と観光客が多い。温泉街の中心部に位置し、立地も良い。9つの外湯めぐりが有名だが、やはりここから行きたくなる。
熱い湯を予想していたが、混み合ってたせいか適温だった。やや拍子抜け。でもおかげでゆっくり満足のいくまで入れた。
湯口は無色だが、色はやや濁った灰色に変化している。湯船の渕には茶色の湯の成分が付いていた。風情のある建物で木の浴室、湯船がいい。 -
事前情報だと白濁の湯と聞いていたがその時は濁りはなかった。白い湯の花も多いと聞いていたがこれもそうでもなかった。早朝に行ったせいかもしれない。
場所は中心部よりやや離れており、安代温泉寄りにある。建物に存在感がある。透き通った熱い湯で何回もかけ湯をした。 -
年に一回、お気に入りの福地温泉に泊まりに行っている。今回は少し贅沢をして古民家と自然の調和が美しい草円に泊まった。 一泊19,500円~と値段は張るが、それだけのクオリティーが十分に感じられる宿。何から書いていいか悩むが、温泉では、渓流の景色が望める男女別半露天大浴場、貸切の内湯付き露天風呂(3タイプ)とそれぞれ特徴のある風呂が用意されている。貸切内湯付き!の露天風呂など、もうこの上ない極楽そのもの!プライベート感を味わうのも良し、1人で静かに浸かるのも良し、3タイプあるので混雑することも無い。3つとも共同湯のような風情のある湯屋(以前宿だったところを改修したらしい)。
「福の湯」は自家源泉を利用しており、さらに熱交換で加水なしの純粋な湯が楽しめる。朝風呂で入ったが、森の静けさと澄んだ空気に包まれ、ロケーションは最高、この上ない癒し。こちらの源泉は飲泉所が設けられているが、茶褐色で少し硫黄と鉄の臭いが感じられた。
部屋はスタンダードな草庵に泊まったが、モダンな部屋の造りが面白い、寝具は一段高くなった仕切りに敷いてあった。部屋の備品も上品で凝ったものが多い。
料理は囲炉裏端で食べる一品一品が美味、地元の食材を使ったもので、郷土料理が楽しめる。特に岩魚の刺身は絶品である。
古民家にいるような館内は静かで、抑え気味の灯りも丁度良い。途中風呂への移動などで川の流れが聞こえてくる、また廊下の所々に山の地下水で冷やしたドリンクが用意されているのも粋な演出である。
福地温泉は泊まる宿以外に「もらい湯手形」で他宿に日帰り入浴できるのだが、草円に来たらその必要はないかもしれない。実際、名湯「孫九郎」は素晴らしかったが、あれもこれもで若干疲れてしまった。
どこをとっても印象的で思い出になる、素晴らしい宿であった。今後、自分の中でこの充足感を越える宿を見つけられるか。満足度は最高レベルである。
写真は川に面した釜湯。