かすが さん
33.5点 / 528件
![]() |
![]() |
![]() |
![]() | ||
![]() |
- 並び順
-
口コミ最新投稿順 |
口コミ点数の高い順
-
別府の商店街の脇の路地にたたずむ共同湯。
本当に小さな路地にあり路地裏の情緒を醸し出している。
この情緒を満喫しようと敢て夜に訪れた。
12月の年の暮れ、寒くて暗くなった中で訪れると浴室の電灯とあったかそうな湯気。別府は夜も良いと思いながらやや熱めの湯につかる。
案内板によると大正時代からの歴史があるそうだ。
大正から現代に至るまで地元の人に愛される湯を楽しませていただいた。 -
別府に着いたら真っ先にこちらへ訪れた。幸い、訪れた時間帯は青空が広がり、冬とはいえ暖かい日差に恵まれた露天で、硫黄臭とその名のとおりの泥色の湯がお出迎え。
木造の湯船に適度な泥分が混ざった湯は、飲み物のココアに浸かっているかのよう。湯は熱めなので、5分間くらい入っては上がり日向ぼっこというのを繰り返す。
冬でも暖かい日差しに恵まれたのは本当に幸運だった。表現することは難しいが、ともかくあのような浴感は他ではそう味わえそうにない。流石、泉都別府。 -
平山温泉の湯は、周辺にある温泉のヌルスベ感がさらに強くなったもので、硫黄臭まで仄かに漂わせている。
強化型アルカリ泉といった感じだ。
店名のとおり、センター系の施設だが、豊富な湯量のかけ流しで平山の湯を十分に楽しむことができる。
露天は、柵で景観がそれ程ないものの、庭園風の岩風呂で、のどかな山間にとけこんでおり、のんびりできる。
屋内はタイルで風情はないかもしれない。が、屋内にある打たせ湯浴槽は、小さいが常に打たせ湯が大量に注がれているので、浴槽内が常に新鮮な湯で満たされている。
この打たせ湯浴槽が気に入り、露天以上に長い間つかってしまった。
他にも檜風呂、サウナ、電気風呂など揃えている。
施設は綺麗で、泉質は素晴らしく、食事処や休憩部屋まで用意されており、万人受けする施設だと思う。 -
平山温泉は山鹿市中心部から10km程の場所にある、のどかな山間地区。
施設名は、「センター」となっているが、鄙びの入った味のある共同湯。
浴室に入ると、仄かな硫黄のにおいがする。浴槽が3つあり、高中低の温度に別れている。
山鹿もアルカリ泉のツルツルする湯だが、こちらはさらに磨きがかかっている。
湯はとても新鮮。やや熱めからぬる湯まで温度毎の浴感の差を存分に楽しんだ。 -
十津川村は、湯泉地温泉、十津川温泉、上湯温泉からなる温泉郷を成している。
こちらは温泉地温泉の共同湯。十津川温泉地区からは車でR168を20分程、北方向へ行った所にある。
木造で地元のみならず観光客受けも良さそうなデザインの建物。
小さいながらも露天があり岩風呂となっている。木々に囲まれておりリラックスできる。
浴室に入ると硫黄臭が他の十津川村内の温泉より強い。肌のツルツル感も同様に強い。
あんまり湯が良いので運転で疲れたはずなのに急に元気になる。
しかも、男湯は私だけだったので貸しきり状態。湯に浸かっては火照りを冷ますため、露天部の床で仰向けになったりした。(ごめんなさい)
ともかく私的に、ここは名湯ぞろいの十津川温泉郷の中でも最高の湯だと思った。 -
湯の峰温泉は熊野本宮温泉郷のひとつ。
紀伊半島山間の閑静なこの地域は世界遺産にも登録されている。
湯の峰温泉公衆浴場を少し奥に行った所にこの「つぼ湯」が佇んでいる。
木材で造られた小さな湯屋。その中に岩をくりぬいた一人用風呂がある。
湯は白濁し、硫黄臭が強く漂う。熱い硫黄泉は温泉として最も魅力的なものでなかろうか。
対照的にそばの水路を流れる清い水の音。これらを一人用で楽しむのはとても贅沢な気分だ。
ふと湯屋の中を見渡すと、「小栗判官物語」なる伝説が紹介されている。
湯につかりながら読んだ。この熱い硫黄泉の中でじっと想像しながら読んだので少々のぼせ気味になってしまった。
伝説上の効果を私にもたらしたのかは不明だが、ともかく濃い硫黄泉を堪能できた。 -
白浜の外湯の中でも有名な海岸を利用して造られた露天です。
事前に調べた中でも自分的に一番行ってみたかった外湯で、当地に着くや否やすぐさま先制攻撃を仕掛けました。
広がる海原の光景はありきたりな表現ですが絶景。岩から熱い湯がジャバジャバ出ています。海辺らしくしょっぱく磯のような香りがする湯。期待通りです。
露天風呂の先の海辺の中には、岩が一人用の浴槽のような形状となっており海水がたまっている部分がありました。入っている方もいたので自分も思い切って敢行。
湯も流れ込んでおり、冷たいながらも入れないことはありませんでした。
そんな事やっていると突然大きな波がやってきて海水を思いっきり浴びましたが、なんとまあ温泉と共に海水浴になるとは・・・。
旅先の良き思い出・・・。 -
いわき湯本本来の姿であろう湯がなんと100円。
温泉街の賑やかな場所から線路方向の住宅街へ歩くことしばらく。
月明かりの夜道を歩いたが、明るい灯火のある建物が見えてきたのでそれだろうとわかった。
いかにも「共同湯」といった趣があり多くの地元の方々で賑わいをみせていた。
タイル張りの浴槽は、かけ流し量が多く常に新鮮な湯と硫黄臭で満たされている。
入ろうとするととても熱い。熱い湯の放流口に対して正面から入ろうとしたのが間違いだった。
放流口の横から入るとそこが湯の滞留箇所となっており、温度が幾分低くなんとか入れた。
地元の方が「はっはっは。熱いだろう~。そこが温度が低くてよいんだよ。水を入れてもよいよ。」と親切に話しかけてくださった。
外からやってきた人間は私だけだったようで、仕事を終えた地元の方々が日々日常の会話を楽しんでいた。
加水の上、ようやく湯を楽しめる温度になる。
硫黄臭ほのかになめらかな湯ざわりと地元の方々との触れ合い。
月明かりの夜の下、ささやかな幸福感を味わえた。 -
この秘湯へは宇奈月から黒部峡谷鉄道のトロッコ電車に乗らないとたどり着けない。
駅員や販売員の方々に笑顔で手を振られ見送られながらトロッコ電車が出発すると、峡谷を走り宇奈月ダムを経て黒薙の駅に至る。
この峡谷の中の駅は一般客にとっては黒薙温泉専用駅のように見えたりする。
黒薙駅で下車後レールを渡り、黒薙温泉へ通じる山道を20分くらいかけて歩く。
(後から知ったが、駅付近の支線トンネルを近道として駅員の許可をもらえば利用できるとのこと)
到着すると源泉から発せられる軽い硫黄臭を感じるとともに、黒部峡谷真っ只中の大露天が待っていた。そばには渓流が流れる。
無色透明のさらっとした湯で、小さな湯の花も見受けられた。
この澄んだ無色透明の湯というのが清らかで、峡谷の自然とマッチングしており良い。
トロッコ電車からの峡谷の風景、20分位の軽い山道歩き、そして渓流や四方八方を山で囲まれた露天を一度に楽しめる。
日帰り利用だったが、深い峡谷の中の夜とはどんな感じなのだろう。宿泊利用もしてみたいと思わされた。 -
幼少の頃、恐山のことを本で読んだときは恐ろしいところだなーと思ったものです。
それから20年以上もの歳月を経て、温泉が湧いていると聞いて行ってみようかと思うようになりました。
樹木が生茂る山道をしばらく走っているうちに視界が開けてきて到着しました。
温泉を楽しむ前に霊場を散策しましたが、確かに荒涼としていますが地肌が白っぽいことやなだらかな地形で視界が開けているせいなのか思ったより明るいところだなという印象を受けました。
さて、温泉のほうですが観光客の混雑を避けるために早朝突撃を敢行したもので人はほとんどいません。
恐山が火山であることから本格派硫黄泉。幾つかの湯屋が境内に建っています。
冷抜きの湯にまず入りましたが薄く緑かかっていました。
次は薬師の湯。こちらは白濁硫黄泉。
木造のきれいに保たれた湯屋。朝早いものですから音といえばカラスの鳴き声くらい。
そんな早朝の霊場での熱めの硫黄泉は神聖な気分を味あわうことができました。