ぽん太 さん
43.8点 / 118件
山→酒→温泉、スキー→酒→温泉。酒と温泉を愛するぽん太です。
和風、秘湯、ひなびた温泉が好きです。
ぽん太のブログも見てね。http://ponta.moe-nifty.com/
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会津若松からやや南、東山温泉にある向瀧は、なんといっても登録有形文化財に指定された美しい木造数寄屋造りの建物が魅力の宿です。大正時代の主屋をベースに昭和10年頃に増築された建物は、一部屋ひとへや細部にいたるまで職人の技が込められています。客室は自然の地形を生かして山の斜面にコの字型に配されており、この時期雪に覆われた中庭には夕刻には雪見ろうそくがいくつも灯されて、幻想的な風景を浮かび上がります。
お湯は無色透明ですが、湯口を覆う白い析出物が成分の濃さを示しています。もちろん源泉掛け流し。浴室は昔ながらのきつねの湯、洗い場を備えた猿の湯、3つの貸し切り家族風呂があります。露天風呂がないのは残念ですが、それぞれ意匠が凝らされています。
お食事も、地元の素材を使った素朴ながら手の込んだお料理で、とてもおいしかったです。
暖かいおもてなしも心地よく、お願いしたら番頭さんの解説で宿を案内して下さいました。
どれをとっても最高でぽん太は大満足、文句なしの5点満点です(2006年2月宿泊)。 -
歴史ある木造建築の宿がマイブームのぽん太ですが、柏屋別荘は木造4階建て、川端康成ら文人が逗留した宿と聞いて泊まってきました。
ところが壁紙にアルミサッシュなど、新建材を使って内部がすっかり改装されていました。古さや歴史を大切に守っていくのではなく、レトロチックな雰囲気を新たに演出していくというコンセプトのようです。女性客は好みの浴衣を選ぶことができ、袴姿の若い男性スタッフが多いなど、女性には嬉しい宿のようです。妻のにゃん子は大満足で終始にこにこしておりました。
お湯は弱アルカリのやわらかい肌触りながら、ほのかに硫黄の香りがするいい湯です。でも名物の畳敷きの洗い場は、なんか悪いことをしているような気がしてぽん太は落ち着かなかったです。料理は凝っていておいしかったです。
「さく」さんがクチコミしていた女将の挨拶ですが、中高年のぽん太夫婦にも「今度はご両親とご一緒においで下さい」と言ってました。けっして若いからと馬鹿にしていたわけではなく、挨拶の決まり文句みたいですよ。
演出されたレトロな雰囲気を楽しみたい人(特に女性)にはとってもいい宿だと思いますが、ぽん太のオヤジ趣味からはちょっとずれるので3点です(2006年3月宿泊)。 -
隣の柏屋別荘に泊まり、朝方入りに行きました。
檜造りのレトロな風情のある建物の内部には、外観からは予想もつかない空間が隠されています。確かに皆さんのクチコミのように浴室の平面積は狭いのですが、脱衣所から階段を降りたところにある浴槽につかって上を見上げると、湯気抜きの天井が驚くほど高い位置にあります。深い縦穴の底にいるような不思議な感じがします。ぜひ皆さんもすいているときに湯船につかって天井を見上げてみて下さい。
ただお湯は、たぶん柏屋別荘と同じ源泉だと思うのですが、加水・循環濾過しているせいか硫黄の香りもあまりせず、ちょっと薄い気がしました。
建築家の意匠は買いますが泉質が減点で3点(2006年3月入浴)。 -
スキーの帰りに入浴。平日だったのでガラガラでした。
泉質はカルキ泉。館内に入ったとたんにプールの臭いがします。加水なしの黄緑色のお湯は成分が濃そうなのに、温泉に入った気がしないのが残念です。
公衆浴場としては悪くはないけれど、「温泉」としては1点かな……と思ったところ、目の前に広がる絶景に唖然!雲ひとつない青空に小諸の山なみが広がり、雪で真っ白な浅間山からは噴煙が立ち上っていました。入浴していたのはほとんどが景色を見慣れた地元の人たちのはずですが、露天風呂にいた人も、内風呂の人も、サウナの人も、みなぼーっと大パノラマに見とれていました。
登山好きのぽん太は景色にプラス1点で計2点(2006年3月入浴)。 -
古い木造旅館がマイブームのぽん太は、「登録有形文化財」をキーワードに、湯田中温泉のよろづやに泊まってきました。部屋はもちろん登録有形文化財の松籟荘(しょうらいそう)を指定。昭和14年築の格調高い本格的な数寄屋造りです。
もうひとつの登録有形文化財である桃山風呂は、まるで「千と千尋の神隠し」のような不思議なムードがあり、一度は入浴してみる価値があります。
コンクリート造りの本館もそれなりに意匠をつくした建物なのですが、古い建物を生かして欲しいというのがぽん太の好みなので、減点1となります。新しい建物に囲まれて、どこからも松籟荘の全景が見えないのが残念でした。
泊まるなら松籟荘指定がおすすめ。インターネット予約割引がありますし、外国のホテルのように部屋代制なので、大勢で泊まればそんなに高くなく泊まれますよ(2006年3月宿泊)。 -
カニかな?
いや、温泉です。
え?やっぱカニでしょ。
いえいえ温泉ですよ。
福井の越前海岸の冬といえば、なんといっても越前カニ。もちろんこの宿も新鮮な越前カニを堪能できます。「越前」カニのあかしの黄色タグ付きのボイルガニがひとり一匹。もちろんかに刺し、焼きかにはあたりまえ。セイコがにに最後はかにすきで、もう食べきれません。
とはいえここは@nifty温泉。温泉もなかなかですよ。海沿いの温泉というと暖かい海水みたいな塩っぱい温泉が多いですが、ここは全然違ってお肌すべすべの美人の湯です。pHは8.58程度ですから、お湯の成分に秘密があるのかもしれません。フッ素イオンが22.6mg/kgもあるお湯はぽん太は初めてですが、すべすべ感と関係あるのかどうかはわかりません。露天風呂は海に面していて、お湯につかりながら海に沈む夕日や、漁船の漁り火を見ることができます。
建物も新しく清潔で、部屋は全室海に面しています。ホントはひなびた和風旅館が好きなぽん太ですが、ここはカニとお湯の合わせ技で5点です(2006年2月宿泊)。 -
投稿日:2006年2月25日
レトロな街並を眺めながら入れます(あ~しあわせの湯(飯坂温泉 足湯))
ぽん太さん [入浴日: - / - ]
33.0点
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どなたもクチコミしていないようなので、書かせていただきます。
飯坂温泉の一角、鯖湖湯やなかむらや旅館に囲まれたレトロな趣きある町並みのなかにある足湯です。もちろん無料。温度も熱くありません。
足湯だけでもよし、鯖湖湯の帰りに浸かるもよし(2006年2月入浴)。 -
飯坂温泉も古いものの価値に気づいたようで、鯖湖湯の前の道を石畳にする工事が始まっていました。近くの旅館に泊まって入りに行きました。朝は6時からやっていますが、宿の仲居さんの話では、一番風呂は地元のひとたちでいっぱいで、湯船に入る位置まで決まっているような状態とか。そこで朝食後にゆっくり入ってきました。恐れていた熱さは、ぽん太が入ったときはそれほどではありませんでした。
雰囲気ある共同浴場ですが、建て替える前のにも入りたかった。写真は隣にある昔風の貯湯塔と鯖湖神社です(2006年2月入浴)。 -
妻のにゃん子が飯坂温泉に泊まろうと言い出したとき、ぽん太は正直いって気乗りがしませんでした。だって飯坂温泉と言えば、一時は福島駅に近いという立地を生かした大歓楽温泉街だったけど、いまや衰退の一途をたどっていることで有名なところじゃないですか。
いや~、しかし行ってびっくり泊まってびっくりです。飯坂温泉にこんなすばらしい宿が隠れていたなんて。登録有形文化財の建物は珍しい土蔵造りで、細部まで美しく造りこまれています。
女将の話では、子供の頃は友達からボロ屋敷と馬鹿にされたとのこと。宿として注目されるようになったのはここ数年のことだそうです。ぽん太の推測ですが、まわりの旅館が次々と鉄筋コンクリートならぬ借金コンクリートに建て替えて、社員旅行やら観光バスやらでにぎわっているなか、つらい時代もあったことでしょう。「今はこの建物を残してくれたことに感謝しています」という女将の言葉にぽん太は感動しました。
最近雑誌などで取り上げられるようになってきたものの、まだ宿の価値を十分生かしきっていないようで、「てん」さんがクチコミされたように、いまはすごくお得な穴場の宿といえましょう。二人で泊まって三部屋続きのワンフロアーは大名気分です。
お湯は無色透明ですが、弱アルカリ性でとてもやわらかいお湯です。もちろん源泉掛け流し。
これから名旅館への成長が期待される宿で、文句なし5点です(2006年2月宿泊)。 -
蔵王で二泊三日し、三つの共同浴場(上湯、下湯、川原湯)に毎日ひとつずつ入ってきました。完全防備のボーダーやスキーヤーが歩くなか、宿から浴衣に下駄で雪のなか出かけたので、まわりのひとたちを驚かせてしまったようです。宿のひとにも笑われました。
いずれも蔵王独特の湯の源泉掛け流し。手ぬぐいを後で水でよく洗っておかないとボロボロになるので注意しましょう。素っ気ない木の浴槽があるだけで、蛇口もなにもありませんが、温泉情緒たっぷりです。
川原湯の写真をアップしておきます。スノコの間からお湯が湧き出てきます(2006年2月入浴)。