あびびび さん
43.9点 / 156件
温泉旅行は五感を満足させてくれる要素が盛りだくさん、北は北海道から南は鹿児島まで、いい温泉を見つける事が出来たら最高ですね。今は1、泉質、2、旅館、3、料理の順にウェイトをおいて旅を続けています。
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「福井県になかったので入会しました」とオーナー。関西圏内には少ない秘湯を守る会の温泉宿である。ただし温泉は15度の鉱泉で、湧出量も15リットルと僅か。したがって循環のようだが、常に新しいお湯を投入し、24時間入浴可は秘湯を守る会のプライドと見た。
ただ周囲の環境は秘湯と呼ぶに相応しい。三方五湖は澄んでおり、山の緑、空の動きを湖面に映しているが、その中にこの宿は溶け込んでいる。ひねもす静寂、静寂で、有名な作家が長期逗留して一冊の本を書き上げることもあるそうだ。
のんびりたい方にはうってつけの宿といえる。 -
自分は酒飲みで、明石の魚棚商店街の中の有名な立ち飲み屋さんによく出かける。昼過ぎから一杯飲って、明石海岸から眺める明石大橋は最高で、のんびり釣りをしたりするのだが、前から気になっていたこの旅館に温泉があると知ったので、さっそく昼食付きの日帰りコースを設定した。
明石駅から徒歩15分。海岸よりにその老舗旅館はあった。見るからに年季が入っていそうな建物で、何度か建て増しをしているような印象。期待した庭園が見える部屋ではなかったが、4800円の一番安いコースにしてはなかなか手の込んだ弁当が出た。先にお造り、そして弁当、しばらくして熱々のてんぷらと言う手順もさすがた。
さて肝心の温泉だが、露天が温泉で内湯が普通のお湯という割振りで、この日は貸しきり状態で赤茶の鉄泉を堪能。チョロチョロと温泉が出る程度の湯量で豪快さには欠けるが、料理旅館として売る宿だけに、温泉があること自体貴重な感じがした。
その後、すぐ近くの海公園を散策したが、日帰りコースとしてはなかなかレベルが高いのではないかと思う。 -
尼崎、西宮、神戸の海岸沿いは温泉好きにとってはたまらないパワーゾーン。パワーゾーンと呼ぶにふさわしい個性的な温泉揃いである。
なにしろ、単純泉がほとんどない。色つき、泡つき、強塩泉と有名な温泉地帯をも凌駕するラインナップである。
ここは濃厚な強塩泉。赤茶色のお湯が惜しみなく掛け流されている。
これが銭湯料金で味わえるのだからたまらない。
阪神・武庫川駅から歩いて10分以内と交通も至便であり、今までなぜ行かなかったのか、自責の念にかられた。
ただ午後3時からというのが唯一の欠点かー。 -
尼崎周辺の温泉は茶色の塩湯が多いが、ここも赤サビが混じっているような濃厚な湯。露天、内湯は塩素らしき臭いがしたが、壷湯は正真正銘の源泉掛け流し。熱湯二つとぬる湯の三箇所あり、平日に行ったせいか、ほぼ貸切の状態で楽しめた。
しかし、ここはヘルスセンターらしき雰囲気で、入浴料金は1500円余り。さっと入って帰るつもりだったので入浴を迷ったが、せっかく足を運んだのだからと料金を払った。渡された袋にはタオルセットと、場内着、それにロッカーのキー。
中では広いステージでカラオケ大会が始まっており、昼前から40、50人のご老人たちが拍手喝采で楽しんでいた。
そういう方たちにはレストランなどの施設も整っており、天国だろうが、温泉だけの目的なら料金的につらい。ほぼ同じ成分の武庫川温泉へ行ってしまいそうだ。あちらは銭湯料金である。 -
ほのかに硫黄臭がするものの、この辺りでは珍しいアルカリ性単純泉。
ここはよほど水質が良いのか、朝からポリタンクを持って温泉水を持って帰る(有料)人々が列を成している。
温泉棟はこじんまりしており、内風呂があるだけだが、洗い場などの設備は整っていて、吹き抜ける風も凄く心地良い。ただ湯量は豊富だが、低温のため加温しているのがイメージ的にマイナス材料か。と言うのも、すぐ近くに「ゆりの山温泉」があり、きよもんの湯もある。細かいことを言えば、ゆりのやまが300円なのに対し、こちらは500円である。
本当に綺麗な心地良い温泉だが、その分減点した。 -
最近は洗練された宿より、周囲の環境が良く、寛げる宿に魅力を感じるようになった。7月は乗鞍高原温泉に2度、そして浦島は今年3度目である。その間、温泉通が喜ぶ名旅館に何度も行ったが、乗鞍、浦島の開放感が数段上回った。
乗鞍は九千円、そして今回の浦島は八千円の宿泊代で、費用も名旅館の半分以下で済む。この浦島は朝食付きの設定で、夜は町の居酒屋に出掛けたが、自分の好きな食材ばかりを食べて超満足。
今回の部屋は「なぎさ館」で、7階の角部屋、12畳の和室に5、6畳の応接間があり、とても八千円レベルの部屋ではない。食事のあとは勝浦湾の夜景を見ながらゆっくり寛いだ。もちろんその間に、透明、白濁、薄緑と3種類のの硫黄泉を楽しんでほっこり。
夏休みということで今回もたくさんのお客さんで館内は込み合っていたが、風呂の数が多く、さほど気にならない。要は自分のペースで過ごせばいいだけの話で、それだけの環境と容量はある。
今回は2泊し、レンタサイクルでゆりの山温泉など、町内の温泉施設をはしごして、温泉三昧の夏を過ごした。
今回も5点満点は仕方がない。 -
乗鞍高原温泉は、乗鞍岳の麓に湧く湯川源泉から八キロも源泉を引っ張り、100軒もの宿泊施設に1500㍑以上の湯を分湯していると言う。そのほとんどが源泉掛け流しというからたいしたものだ。
最新の技術で、源泉より1℃低くなるだけで、ほとんど成分を失わず、硫黄泉の独特な臭いと、細かい湯の華はピュアなままで、白濁湯の好きな方は絶対満足すると思う。
宿泊所はペンションなど、簡易的な建物が多いが、ほとんどが囲炉裏などで田舎らしさを演出した宿が多く、それもまた良しだが、このヴィラのりくらはそれにホテルの快適さをプラスさせたような作りで、連泊してもまったく疲れなかった。
浴場は奇をてらわず、内湯、露天とも長方形の檜の作りで、硫黄臭い白濁湯が掛け流されていて、24時間いつでも入れる。目の前は森林で、夜は満点の星を見ながらの湯浴みは最高の贅沢である。
値段の割に食事(夕食)も頑張っていて、量、質とも大いに満足した。
また従業員の対応も良く、今度は一週間ぐらい滞在したいと思ったほどだ。今の時期、高原の風は爽やかで、標高3026mの乗鞍岳を眺めながらの毎日は、本当に心癒される。 -
乗鞍温泉高原温泉は、はるか遠く、乗鞍岳の地獄谷というべき湯川(立ち入り禁止)という所から温泉を引いているらしいが、八キロ余りの引き湯でわずか1度しか泉温が下がらない技術が功を奏し、新鮮な硫黄泉が各施設に分湯されている。
何十軒もの施設を掛け流しにしている湧出量(1500㍑以上)も凄いが、それ以上に酸性度3という成分の濃さが素晴らしい。鼻腔を刺激する強烈な硫黄臭と、白濁した湯の中で舞う大量の湯の花が「ここまで来て良かった…」と極上の満足感を与えてくれる。
施設そのものは、内湯、露天とシンプルなレイアウトで特に強調する所はないが、純粋に温泉力を楽しめる、全国でも有数の温泉施設ではないかと思う。 -
湯田中、渋といえば石畳の情緒ある温泉地。
特に渋温泉はその一帯だけが温泉遺産と言うべき、ロマンあふれる町並みで、昔ながらの和風家屋がひしめき合っている。
その中を貫くメインロード、わずか200mほどの間に九つの
外湯があり、いずれも源泉掛け流しである。それぞれの湯は
微妙に泉質が異なり、人気は六番の湯だったか、目に効く
温泉ということで混雑していた。
また九番目の「大湯」はここだけ茶色の成分が濃い温泉で、
浴場も大きく、順番待ちができるほどの人気だった。
ただ、外来入浴はなく、渋温泉内の旅館に宿泊することが条件で、出かける時はフロントでマスターキーをもらうシステム。このあたり不満を感じる方もいるようだが、九つもあれば管理が大変だし、人件費もかかるので今の運営がベストとか。
まあ大正ロマン漂う旅館でゆっくり2食を頂いて一万円前後の宿がほとんどだから、お薦めの温泉地だ。
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標高二千mの温泉宿。秘湯を守る会の会員である。
しかしチェリーパークラインという道路は整備されており、
快適なドライブ。そして、およそ秘湯の宿らしからぬ洗練された宿の造り。元はもっと下の方に宿があったらしいが、火事、自然災害などで
今の高地へ。思い切った選択だったらしいが、地元の金融機関
などが応援してくれたらしい
この日は生憎の雨模様で、星の鑑賞会も高山植物の散策もパーに
なってしまったが、温泉が想像以上に良かった。25度の源泉と
それを加熱した浴槽の二箇所だが、硫黄の臭いが心地よく、
柔らかなお湯に心も体も癒された。これで満点の星を眺められたら
どんなに相乗効果があるだろうかと残念でならなかった。
これからの季節は流れ星が数多く見られるそうで、もう一度
行くべきかどうか迷っている。
ただひとつのマイナス点は「草」ばかり食べた感触の食事。
『食事で文句は言わない』がモットーであるが、朝も同じで
さすがに腹持ちせず、昼前に小諸駅前の蕎麦やに駆け込んだ(笑)