ごんごん さん
44.5点 / 367件
東日本大震災に被災された皆様にお見舞い申し上げます。
生活基盤が1日も早く安定することを心よりお祈りしています。
微々たる協力ですが、2年間毎月26日(風呂の日)に募金をさせていただきたきます。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() | ||
![]() |
- 並び順
-
口コミ最新投稿順 |
口コミ点数の高い順
-
35.5リットル/分という限られた温泉湧出量なので、「源泉かけ流し浴槽があるといっても大したことないだろう」、とこれまで後回しにしてきた灘温泉六甲道店さん。
今回は限られた時間での湯巡りのため、駅近という理由で訪問させて頂きました。
JR六甲道駅で下車するのは、阪神淡路大震災の頃以来。
この辺りは被害が大きく、ごんごんがいた頃にはまだまだ復旧の最中という感じだったので、すっかりきれいに生まれ変わった光景に胸が一杯になりました。
灘温泉さんも震災後に出来た建物なのでで、脱衣所や浴室もきれいで使いやすいです。
けれどこの施設の1番の魅力は、やはり湯使いだと思います。
限られた湧出量ながら、上がり湯がオーバーフローしたものが流れ込む小さな源泉浴槽がある上に、内風呂と露天風呂も温泉使用です。
源泉浴槽は鉄臭のする薄い褐色のお湯。しばらく浸かっていると、身体にポツポツと泡が付着して、湯の個性と新鮮さが伝わってきます。
露天風呂はマイクロバブル発生装置が付いていて、褐色のお湯が白濁して色はミルクティのよう。
肌触りも独特で、まるで肌の上に膜が出来たような、今まで体験したことのない浴感でした。消毒薬臭も鼻につかず、気持ち良く利用できました。
源泉浴槽は狭いので、居座っている人がいると嫌だなぁと心配していたのですが、譲り合って利用するよう可愛いイラスト付きの注意書きがあったので、人の入れ替わりはとてもスムーズでした。お陰で、ぬるい源泉浴槽とマイクロバブルの露天風呂&時々打たせ湯の交互入浴を思う存分楽しむことが出来ました。
上がり湯に源泉をたっぷり浴びると、湯上りは肌がもちもち。
美肌効果がしっかりと感じられるとてもいいお湯だったです。
35.5リットル/分の湧出量でも、ここまで出来るんですね!
三宮駅からJRで10分程度とアクセス抜群なので、これからも機会があれば伺いたいです。 -
投稿日:2012年6月28日
お湯のコンディションって大事!(ゆふいん 束ノ間(旧 庄屋の館))
ごんごんさん [入浴日: 2011年10月7日 / 2時間以内]
55.0点
-
55.0点
-
44.0点
-
33.0点
-
0 - 点
以前訪れた時の印象が良くなくて再訪は考えていなかったのですが、九州温泉道のスタンプを頂くために伺いました。
曇り空だったのであいにく由布岳は見えなかったのですが、平日の10時過ぎの訪問だったので、幸いしばらく貸切状態で楽しめました。
お陰でお湯は前回の訪問時(日曜午後)とは別物と思えるほどトロトロとした浴感。
湯船がだだっ広くても、利用者が少ないとこれだけ強い個性が感じられるお湯なのか!と思いました。
期待していなかったので、30分程度しか時間配分をしていなかったのが悔やまれました。
のぼせにくいお湯とのことでしたので、のんびりと湯浴みして、美肌効果を満喫したかったです。
このお湯なら九州温泉道対象施設に選出されるのも納得です。平日の再訪は正解でした。
脱衣所に浴場での写真撮影をしないようにとの注意書きがありましたので、画像は飲泉所のものです。
飲泉所のお湯もきれいなコバルトブルーでした。 -
九州温泉道のスタンプを頂きたくて再訪しました。
前回の大浴場利用の際に、この地域の温泉としてはお湯の個性が乏しいように感じたので、今回は貸切湯を利用したところ大正解でした。
利用したのは、訪問時たまたま空いていたバリアフリーの「さくら」のお部屋。
脱衣所(ドライヤーあり)・洗い場・湯船とも広くてゆったりした作りとなっています。
タイル貼りの湯船には黄緑掛かったお湯が常時投入されていて、贅沢な掛け流しとなっています。
湯温はすこしぬるめの適温で、ツルツル感の強い肌触り。独特のかおりが感じられて、細かい湯の花も舞っており、大浴場のお湯よりも好感触でした。
この内容で900円/50分は相当お値打ちだと思います。 -
富士観ホテルから国道3号線を挟んで向かい側辺りに位置する共同湯です。
浴室は別府の共同湯の中でもかなり狭めで、女性でも3人同時利用がせいぜいというところ。そのためか、他の共同湯よりも皆さん黙々と素早く入浴を済ませて帰られているように感じました。外部の者は混んでいる時間を避けるよう気を利かせた方がいいと思います。
直前に入った富士観ホテルのお湯もなかなかのものだと思っていたのですが、ここに入るとやっぱり別府は共同湯だなと改めて思いました。
湯船が狭いせいか、利用者が多くても湯の個性は衰えていなくて、ツルツルとした浴感と汗が引かない保温性はパンチ力十分だったです。
別府八湯温泉道№184。スタンプは気持ちよさげに湯浴みする人です。 -
由布院駅から金鱗湖へ向かっていると程なくして右手に看板が見えてくる共同湯。
立地的に小奇麗な施設を想像していたのですが、伺ってみると昭和40~50年代と思われる鉄筋コンクリート造りの建物でなんとも昭和な生活感の漂うもの。地域の集会所も併設しているようです。
街とは縁もゆかりも感じさせない観光客向けの店で埋め尽くされたメインストリートから、ほんの少し入ったところにこんな共同湯があるなんて!!!
想定外の発見に心躍る気持ちだったので、思わず入口のお薬師様にお線香を差し上げて手を合わせました(-人-)。
中は休憩所も浴室とも共同湯としては広め。
脱衣所・浴室セパレート型で、洗い場は昔の銭湯のようなプッシュ式のカラン(青レバーが水、赤レバーがあつ湯のアレ)が並び、ケロリン桶もいっぱい用意されています。
浴槽は内湯のみで、中の仕切りであつ湯とぬる湯に分けていました。
平日20時頃の訪問ということもあり、地元の方が入れ替わり立ち替わりお越しになっていて、本当に地域に密着した共同湯という雰囲気。そして皆さんマナーが素晴らしかったです!
お子さん3人連れのお母さんもお見えになりましたが、小学校高学年に見える長女さんは、誰に注意されるでもなく自ら長い髪を湯船に入らないように結び、髪や体を洗うときも周囲に泡を撒き散らすことなく上手にかかり湯をしていらっしゃたのがとても印象的でした。小さい頃から訓練していると違うなぁ!という感じです。
お湯は成分総計0.691g、ph8.3の単純泉。「特徴がないのが特徴」という感じです。
メタケイ酸も205.0mg/kg入っていますがヌルヌル感はそんなに強くはなく、しばらく浸かっていると指の間がスベスベする程度。源泉温度が約56度ですので加水されていたのかもしれません。
湯はガンガン投入されていて贅沢にかけ流れていました。湯口には白い析出物が見られます(画像)。
浴槽の湯温は熱めではあるけれど入りやすいと感じたので、42~43度ぐらいだったのではないかと思います。
浴後は肌だけでなく、髪もスベスベしていましたので、カランのお湯も源泉だったのかもしれません。
身体も程よくポカポカして、外のひんやりした夜風が心地よかったです。
「由布院の共同湯巡りもせんとアカンなぁ!」と、ウキウキした気持ちで宿へと向かいました。 -
投稿日:2011年10月13日
たまにはレディ(←?)な温泉旅行(ホテル万松楼 弁天の湯(ばんしょうろう)(閉館しました))
ごんごんさん [入浴日: 2011年9月26日 / 1泊]
55.0点
-
55.0点
-
44.0点
-
55.0点
-
44.0点
九州温泉道の対象施設ということで、いつか立ち寄りでお伺いしようと思っていた万松楼さん。
そんなある日、ポンパレで「1泊朝食エステプラン通常価格10,000円」の半額クーポンを発見!
しかもお1人様で利用可!!!
ごんごんの一人旅といえば「別府で時間の許す限り共同湯をハシゴ」が定番ですが、たまには1ヶ所の温泉にゆっくり浸かってエステなんてレディな旅もええやん!と思い、即「ポチッとな」でした。
宿泊してみてしみじみ思いますが、万松楼さんは1泊朝食でもいいので、日帰りではなく宿泊の利用がいいと思います。
伊藤博文から命名されたという由緒ある老舗旅館。スタッフは若い方や清掃係の方に至るまで品のある落ち着いた口調でとても親切。それでいながら半額クーポン利用で1人客のごんごんに肩身の狭い思いや気兼ねを感じさせるような素振りはまったくありません。お陰でとても気持ちの良い滞在となりました。
お部屋は眺望と部屋風呂がなく、館内ではグレードの低いところのようでしたが、10畳+踏み込みと広々としており、内装も赤と黒を基調にスタイリッシュに改装されていたので1人旅の身には充分過ぎるほど満足でしたし、夫婦で来ても大満足だったと思います。
温泉は宿泊施設とは別棟になっていて、宿泊棟からは渡り廊下で繋がっています。
お部屋にあった説明書きによると、万松楼さんは老舗ゆえ地元佐世保の方からは敷居が高いというイメージがあったので、平成10年の温泉掘削成功を機に地元の方にもっと親しんでもらいたいということで温泉棟「弁天の湯」を建てられたとのこと。
ですので、「弁天の湯」は宿泊棟の接客レベルを保ちつつも施設の雰囲気はカジュアルで、地元の方が気軽に訪れる「地域の銭湯」的な雰囲気もありました。
内湯浴室に入った直後は、別のレビュアーさんもご指摘のとおり、消毒薬のにおいが少し気になりましたが、湯口から汲み出したお湯や露天風呂では消毒薬のにおいは気になりませんでしたし、湯船からはザバザバと湯が掛け流れていたのですぐに気にならなくなりました。
お湯は無色透明で少しヌルヌル感のあるやさしい肌当たり。けど、正直なところ「遠くからわざわざ入りに来たい」タイプの個性的なものではありません。
内湯はジャグジーですし露天風呂も湯船が広いので、新鮮さにも欠けていましたが、浴後は肌がもっちりスベスベになる美肌の湯です。
滞在中いつもより長めの時間(1人旅の醍醐味♪)、4回入浴しましたが、肌に透明感が出てふっくらした感じで大満足でした。
あと今回利用させて頂いた温泉棟B1Fのエステサロンはホテル併設のエステとは思えないぐらいリーズナブルな価格設定で、温泉と同様気軽に利用できる雰囲気でよかったです。
利用客は多いのですが、1時間に1度清掃するという徹底ぶりですので浴室の隅々まで清潔なのが印象的でした。特に屋上露天風呂は夜景を見に壁のそばギリギリまで行っても足元に一切ザラつきを感じることがなく、本当にすごいなと思いました。
そして朝食がすごくおいしかったです。
最上階にある眺めの良いスカイレストランでのビュッフェになるのですが、「地魚のお茶漬け」がもぉ~最高!
思わずご飯3杯!(爆)
あのおいしさを2杯で終わらせるなんて・・・・・ムリ!
「レディな温泉旅」はあっさりと崩壊しましたが(笑)、本望です。
建物の外観や作りに古さは感じるものの、アルカリ性のヌルヌル美肌の湯は旦那さんのお肌に合いますし、接客・お部屋の雰囲気・朝食・エステの満足度がかなり高かったので、絶対夫婦での宿泊を果たしたいです!
画像は万松楼さんの温泉水配合の化粧水(¥2,500)。弁天の湯の受付で販売しています。 -
どのクチコミを見ても異口同音に「大人気で人がいっぱい」という評判の小地獄温泉館さん。比較的利用者数の少ないであろう、雲仙宿泊した日の朝にお伺いしました。
雲仙の温泉街から約1.5kmほど離れたところにある小地獄エリアに佇む施設。特徴的な八角形の木造屋根が2つ並ぶ建物は周囲の木々ともよく調和しています(画像)。
玄関をくぐると券売機と受付があり、奥には休憩所もある様子で、賑やかな声が聞こえていました。
内湯のみの木造の浴室はこぢんまりとした規模。朝10時頃の訪問でしたが、女湯には常に地元の方を中心に7~8人の人が入れ替わり立ち替わりいらっしゃいました。観光客に人気なのと同時に、地域に根ざした共同湯という側面もお持ちのようです。
お湯は透明度がほとんどない見事な乳白色。ph4ほどの弱酸性のお湯ですので、ph2台の雲仙新湯や古湯のお湯に比べると肌当たりに癖がなく、浴感もマイルドだったので入りやすかったです。
常連さんたちも、それぞれご自分のポジションを決めて目をつぶってゆっくりとお湯を味わっていらっしゃるように見受けられました。
こちらへ伺う前に硫黄分の強い温泉に入り倒していたので残念ながらかおりはよく判らなかったのですが、湯当たり気味の身体にもやさしく感じる気持ちの良いお湯でした。
洗い場はシャワー・カラン完備で、馬油シャンプー・コンディショナーやお茶の洗顔ソープなどのアメニティも充実していて、共同湯に馴染みのない客層にも敷居が低いと思います。
しかも利用料金は400円。自分たちの大切な共同湯を観光客にも安価で気持ち良く開放してくださっている地元の方に感謝せずにいられません。
九州温泉道選出も納得の実力派で良心的な施設でした。 -
投稿日:2011年10月4日
日本温泉協会 温泉審査満点の濃厚湯(雲仙温泉 雲仙いわき旅館)
ごんごんさん [入浴日: 2011年9月3日 / 1泊]
55.0点
-
55.0点
-
33.0点
-
55.0点
-
33.0点
九州温泉道の雲仙古湯エリア代表のいわき旅館さん。宿泊料がとってもお手頃なので今回1泊2食でお世話になりました。
雲仙では温泉保護のため掘削は禁止。ほとんどの宿泊施設は各地獄の自噴泉を引いているのですが、いわき旅館さんは貴重な敷地内自家源泉所有のお宿で、玄関先には無料で誰でも楽しめる「指の湯」も設けられています。
浴場は男女とも内湯は1F、露天風呂(画像)は2Fに分かれています。
どちらも6~8人サイズのこぢんまりとしたサイズで、その上自家源泉ですからお湯の状態は最高!透明度約20cmとガッツリ濁っているわけではありませんが、お湯が肌を滑る感覚や独特の酸っぱい感じの芳香は濃厚で温泉好きとしては心躍ります。強烈にガツンとくるお湯なんですけど、滞在中5回も入っちゃいました。
硫黄分の強いお湯でしたが、5回入っても肌が乾燥したり荒れたりすることはなく、むしろツヤツヤ・スベスベになってすっかりごんごんもご満悦。さすが温泉審査満点のお湯です。
そしてこの日はもちろん湯当たりでぐっすりと熟睡。温泉好きとして至福の時間が過ごせました。
旦那さんはごんごんより入った回数も時間も少なかったのですが、次の日の運転が大変なぐらい湯当たりしていました(^^;。あと、独特の酸っぱい匂いが身体に染み付いたはちょっと焦りました。
ph2.4と酸性度が高いですし、遊離炭酸も853.1mg/kgと豊富に含まれる強いお湯ですので、体調やら次の日以降の社会生活状況と相談しながら入浴回数や時間を調節した方がいいかもしれません。
これだけいいお湯を前にすると、そういう冷静な判断力なんて揺らいじゃいますが(^^;
休前日1泊2食10,500円/人という激安プランの利用だったのでお湯のほかは何も期待すまいと思っていたのですが、建物は古さが否めないものの、夕食も朝ごはんも普通においしくて量も充分で満足でしたし、何よりフロントの方も仲居さんも適度な距離感を置きつつも心遣いの伝わる応対をしてくださったので、終始リラックスして気持ち良く過ごせたのがよかったです。
今まで強い思い入れを抱けなかった雲仙温泉でしたが、今回の宿泊ですっかりファンになりました。
今度は共同湯巡りもしたいなぁ! -
結婚式の引出物カタログって、実用性のない記念品とかを貰うよりはずっといいのですが、大体これといって欲しい物がなく、お米を貰ってお茶をにごすことがほとんど。
けれど、今回貰ったカタログには日帰り温泉の利用券が!
しかも自分たちには高嶺の花の九州ホテルの昼食+日帰り入浴の利用券も!!!
カタログの商品選定担当者に「ありがとう!」とガッチリ手を握ってお礼を言いたい気分でした。
九州ホテルさんは約80室の規模ですが、お風呂はその割にはこぢんまりとしたもの。内湯も露天風呂も10人サイズ程度なので、お湯の新鮮さや個性がしっかりと感じられてとても好感度が高かったです。
少し緑味がかった透明度の高い白濁のお湯は、肌の表面がとろけるような独特なトロッとした感触で、浸かっていると肌がツヤスベに。硫黄泉のかおりが漂い、露天風呂の湯口には黄色や緑の析出物でゴツゴツになっています(画像)。ph2.4ということで口に含むとかなり酸っぱく、数分入っただけで身体にガツンと来て汗がなかなか止まりませんでした。
大浴場を出たところに有人のカウンターがあり、よく冷えた麦茶が無料で供されていたのが嬉しかったです。
洗い場は十分な数があり、馬油シャンプーやお茶の洗顔料などアメニティも充実していますし、受付ではフェイスタオル・バスタオルも貸出していただけて、さすがは格式の高いホテルという感じです。
雲仙温泉は大きく分けて「古湯」「新湯」「小地獄」の3種の泉質がありますが、九州ホテルさんのお湯は「新湯」。
新湯エリアでは有明ホテルさんも利用したことがありますが、九州ホテルさんの方が泉源に近く、湯船のサイズが小ぶりなせいか、お湯は格段にパワフルに感じました。
ただ、訪問日はたまたま空いていたというのも湯のコンディションを左右していたはずですので、混み合っていればここまでの個性は感じられなかったかもしれません。
お食事で利用した百年ダイニングは、湯けむりがもうもうと上がる雲仙地獄が一望出来ます。普通の人の目にもこの光景は素晴らしく映るでしょうが、温泉好きとしては尚更テンションが上がります。
お料理は味付けがよく素材の良さも感じられましたし、量も多すぎず後からの入浴にも差し支えなかったのがよかったです。
ランチは1,500円程度からとごんごん夫妻にはちょっと贅沢なお値段ですが、ダイニングの素晴らしい雰囲気とお料理の良さを考えると十分納得だったので、今後も機会があれば利用してみたいと思いました。
結婚式の引出物カタログのお陰で、思いがけず素晴らしいお湯とレストランに出会えて、幸せのおすそ分けを頂いた気分になれました。 -
「どこかお勧めの温泉、教えて!」と訊かれる機会がポチポチありますが、実はすごく返答に困っています。
ごんごんの溺愛する温泉といえば、「お湯の新鮮さが感じられる小さな内湯湯船1つ」「シャワー・カランはなくても可」「歴史や地域との繋がりを感じさせる簡素な佇まい」ですから一般受けする要素皆無。それにそういうところに共同湯のマナーに疎い人を送り込むわけにもいきません。
ということで、たまには「ここよかったよ!」と誰にでも勧められる施設を開拓しようとやってきたのが鶴は千年さんです。
2010年11月にオープンしたての新しい施設。建物は以前東洋館という旅館だったとのことで、全体的にゆったりとした空間が取られています。静かに流れるジャズが和モダンに改装された内装にマッチしていて、特に女性受けしそうなおしゃれな雰囲気です。
大浴場は露天と内湯の構成。但し男湯は露天と内湯が別室になるので行き来のための館内着が用意されています。
内湯はタイル貼りで15人サイズぐらいの広い長方形。広々とはして清潔感はありましたがいささか殺風景で、館内で唯一以前の旅館の面影を残しているように感じました。けれどシャワーやカランは取替えられたのか、新しくて使いやすかったです。
一方露天風呂は塀で囲まれて眺望はないものの、周囲に植木や岩が趣味良く配されていて和風旅館のようななかなか素敵な雰囲気(画像)。屋根付きで真夏の直射日光や雨を気にしなくて済むのも嬉しいです。
お湯はほのかに硫化水素臭の漂う無色透明のアルカリ単純泉の掛け流し。少しヌルヌルとする柔らかい肌触りです。
貸切状態に近かったので髪と体を湯船のお湯で洗わせて頂きましたが、石鹸が落ちたかどうか分からないぐらいヌルヌルしました。あと、保温効果も強かったので、露天風呂で外の風に当たりながらの湯浴みが気持ちよかったです。
浴後は肌も髪もしっとりスベスベになりました。
純粋にお湯だけで言えば、すぐ近くにある筑後川温泉の桑之屋さんや花景色さんの方が硫黄泉の香りもヌルヌル度も強くて好みなのですが、休憩所やお食事処の充実ぶり、丁寧な接客、落ち着いた雰囲気など総合的に考えると鶴は千年さんもかなり好感度が高く、一般受けという点で考えるとエリア内ではトップクラスだと感じました。
今回は入浴だけの慌ただしい滞在でしたので、次回はランチを頂いてゆっくりと過ごしてみたいと思います。