-
総湯の泉質がいまいちだったのでこちらにもハシゴして入浴しました。古総湯と言いながら、この建物もつい最近できたばかりのようで真新しいです。昔の時代の温泉場の姿を再現したというコンセプトだそうです。というわけで、ここはお湯に浸かるのみで、洗髪や体洗いはできません。
入ってまずびっくりしたのは、脱衣場が浴室と一体となっていて、棚のすぐ向こうにもう浴槽が見えていることです。この光景は草津温泉や別府温泉の共同湯でも見たことがあります。昔の風呂はみんなこんな感じだったのでしょう。荷物棚は鍵が掛からないので、財布などは浴室に入る前に受付の貴重品ロッカーに預けておく必要があります。
浴槽は真ん中に一つあるのみです。その浴槽の手前に白い井戸状の構造物があって、そこからお湯が浴槽に流れ込むようになっています。この白い井戸のところから掛かり湯をするようですが、これがめちゃめちゃ熱い。こんな温度ではとても直接体には掛けられません。浴槽内もかなり熱めの温度です。湯そのものは総湯と同じ成分のはずですが、ここは源泉掛け流しのピュア100%ということで、塩素臭は一切ありません。やはり泉質はこうでないといけません。浴室の壁面も印象的で、青や赤のステンドグラスが幻想的。
浴室の2階は無料の休憩所になっています。熱い風呂でほてった体を冷ますようにさわやかな風が吹き抜けます。ここにもステンドグラスがしつらえられています。17人が参考にしています