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投稿日:2010年10月22日
山代温泉の新しい「古」総湯。 (山代温泉 古総湯)
猫柳さん [入浴日: 2010年10月11日 / 2時間以内]
44.0点
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山代温泉に今年10月、新しくオープンした「古総湯」に行ってきました。明治時代の「総湯」を復元したものとのことです。
その日の最初の入浴者(男女それぞれに1名ずつ)には「一番札」をいただけると言うことで、ダメもとで5時50分ほどに到着しましたが、既にお客は5名ほど待っていました。残念。
お風呂は内湯一つ、木張りの部屋にアンティークランプとステンドグラス、九谷焼タイルがちりばめられた空間で、抑え気味の照明も相まってとても落ち着く、静寂の似合う浴室でした。天井はとても高く、湯気抜きも完璧です。
なお、浴室の扉を開けるといきなり目の前に浴槽が見えます。一瞬「脱衣場はどこ?」と探してしまいましたが、脱衣場は浴室の中、入り口の左手にありました。
お湯は加温・加水・循環なしで供給される山代温泉の掛け流し湯。湯温は44~5度とかなり熱めです。「総湯」の熱い方の浴槽よりもう少し熱いくらいだったでしょうか。
(オープン当初、湯がぬるいと地元の方からクレームがあり、源泉の投入率を変えて今の温度になったという噂を聞きました)
浴室にはカランもシャワーも無く、身体を洗う事はできません。純粋にお湯に浸かるだけの場所です。身体を洗いたい場合は、向かいの「総湯」へどうぞ。
なお、入浴料は「総湯」が420円、「古総湯」が500円ですが、両方入浴できる700円の券もあります。お湯巡りをしたい方はこちらをご利用下さい。
お湯はもちろん消毒臭もなく、石膏のような味と臭いが感じられました。
噂では3億かけて作られたという浴室を幸運にも独り占めにして、水面にゆらめくステンドグラスを眺めていました。ここでは嬌声や騒音は無粋、静かに湯に遊ぶのが作法というものではないでしょうか。
風呂上がりには2階に無料休憩所があり、テーブルと座布団、それに無料のお茶と水があります。のんびり昼寝を挟みながら、何度でもお湯に浸かることができます。
山代温泉の新しい「古」総湯。明治時代にタイムスリップしたような非日常の中、掛け流しの湯を楽しめるお勧めの場所でした。14人が参考にしています
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