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投稿日:2009年2月28日
熱海如月一泊旅行③ (熱海温泉 上宿新宿共同湯(閉館しました))
イーダちゃんさん [入浴日: - / - ]
55.0点
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さて、誓欣院の入口にある小ぶりな朱い橋「観音橋」の袂にある渋~い共同湯「上宿新宿共同湯」へイーダちゃんがやってきたのは、09' 2月16日月曜の夕べの4時頃のことでした。
熱海銀座の「福島屋旅館」さんに宿を決め、お湯も決めてきたあとのことでした。
いや~ こちらの共同湯は以前からきたかったんですが、こちら、日帰りの「日航亭大湯」さんからも近く、僕の根城にした「福島屋旅館」さんからも徒歩7分くらいの案外近場にあったんで、見つけてみてからかえってびっくり(^o^)/
「へえ、こんなところにこんな渋い湯があるなんてな・・・」
観音橋の左手20mほどの下りの道にはちっちゃな幼稚園らしき建物も。いや、この時間に子供らがぶわーっといるってことは、幼稚園じゃなくって託児所でせうか。
観音橋を渡り、右手の小ぶりな建物に「こんにちわーっ」と入ります。
およ、無人です。番台も空。空の箱に張り紙がしてあって、無人のときはこの箱に入浴料を収めてくれとありました。
お風呂は素敵でした。二連の湯舟がタイルの明るい浴場に仲良く並んでいます。椅子とカランが風呂場の中央にちょこんと並べられているのがとってもキュート。
掛け湯して、薫り高い源泉をとっぷり堪能していたら、ジモティーのおじいさんがやってきました。なんとなくこのおじいさんとお話ししはじめたら、この方、なんと89才! のおじいさんだということが判明しました。この浴場の湯小屋の建設にも関わった方だとか。湯浴みながら、この方から面白い話をいっぱいうかがいました。
特に印象に残ったのは、この方が中国の戦線から終戦後ようやく帰国したとき、帰りの列車の駅でたまたま広島に停車した際、駅から見えた広島の町並みの話。あまりにも平らでがらんとしてるんで愕然とした話なんかは、聞いてて情景が浮かぶくらい強烈でありました。
結構話しました。しばらくお話ししてから、挨拶して先に出てきました。
いや、入る前はまさかこんなお話うかがえるなんて思ってもいませんでしたから、だから、温泉って面白いんですって、やっぱ(^.^;>
肩に手拭いをひっかけて、満足の思いを胸いっぱいにたたえつつぶらぶら歩きで宿まで帰りマス。
うーむ、歴史ある熱海の宵闇はさすがに綺麗でありました。明かりがあっちでぽうっ、こっちにぽうっと灯りはじめた海沿いの湾の情景は特に見事でしたねえ。ああ、あとね、この日の熱海は風がホント強かったんですヨ。ええ、急坂をた・た・た・たーんと駆けのぼっていく西風が肩越しに見えるような天気でありました。
アディオス、熱海、またキト、クルヨ(^^;>0人が参考にしています
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