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田園都市線沿線だけあって、若干上級志向を狙った施設です。小学生以下はお断りもあり、とても静かで落ち着いています。元々段差のある土地に立てているため、「離れ」形式で建設されていますが、逆に年配の人には出口方向が分からず迷子になる人もいるようです。
タオル、館内着を渡され(この手の施設で思うけど、こんなのいらないから安くしてほしい)脱衣所へ。4桁(千円以上)の施設では可もなく不可もない作りです。内湯は黒湯、腰かけ湯、水風呂が1つずつ、マッサージ系が2つ。露天は炭酸風呂の半分分以外は全て完全露天。開放感が味わえ、すべて黒湯の温泉ってところがポイント。メインの源泉かけ流し、循環、炭酸風呂、寝湯が1つづつ。壺湯、親子壺湯が2つづつの構成です。温泉自体は透明度が10センチ程度で、塩気よりも石油臭さが感じますが、喜楽里ほどの臭さは感じられません。寝湯は岩の上に寝転び肩口からお湯を流すのではなく、水深10センチ位の浅いお風呂に寝転がる面白いスタイルです。
正直、露天はフル温泉なるも、800円程度の温泉でもやっているような内容。壺湯はフローしてくれません。はじめてかも?人がいないときは口いっぱいまで湯を張るも、循環でコントロールしていますが、排水穴が口から10センチほど下にあるので、壺いっぱいに湯が張らず、人が入ってもフローしません。豪快さが全く感じられないです。かけ流し風呂はどうやら人がいないと岩の間からお湯が流れてくれないようです。流れても源泉の泡の流れが示すように360度の円形の湯船のうち、90度分をなめるようにして下段に流れていくだけです。ちょっと設計に疑問です。
初めての来館者には不親切さが感じられます。スタッフではなく案内表示等です。駅側から車を進めればどこに駐車場があるのかわからず、周囲を一周。ガラスの扉があるも手すりがあるわけでもないので、どちらが開くのか一目ではわかりまん。みんなはめ殺しの扉を開けようとしています。もちろん私を含め。マッサージバスが時間で止まったようですが、スタートさせるのにどうすればいいかなんて書いてありません。内湯から露天に出るときに段が2段あるのですが、下段のみに色分けがしているので、1段目でかなりの人がつまずいています。とあるおじさんは豪快に転んでいたけど、大丈夫だったかな?
800円で岩盤浴が楽しめるようでしたが、見送りました。リクライニングソファー、TVを有する休憩スペースもありますが、他店のように廊下とはドアで隔てられていないので、落ち着きがありませんでした。
湯けむりの里の倍以上の1200円を取り、4桁温泉であるならば、高級感では申し分ないが、細部をもうちょっと詰めてほしかった。0人が参考にしています