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これは特徴的なお湯です。色も透明な赤色、そして酸味が不思議です。
函館市街から1時間。恵山山頂へ向かう坂の途中にある温泉旅館です。旅館としては、かなり年季が入ってしまっています。やや古びた廊下を進んだ奥には男女別の内湯。源泉が近くにあるため、浴室内は源泉によってモウモウと湯気がこもっています。
浴槽はコンクリート貼りのシンプルなもの。パイプからは熱い源泉が注がれ、ちょうどよい温度になっています。お湯の色は、透明な赤色。濁った赤はよく見ますが、透明な赤は珍しいと思います。金属味を伴った酸味があり、酸っぱ苦く感じます。pH 2.2、総成分5.07g/kg。成分としては、Al, Ca-硫酸塩泉です。特殊な金属味もあり、珍しい温泉と思います。さすが火口直下。水無海浜温泉とは離れていますが、こちらもぜひ入って欲しい温泉だと思います。
施設が古くて、あまりゆっくりくつろげないのが残念。風呂場の採光もよければ、お湯の色がもっと目立つかも知れませんね。12人が参考にしています