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十津川温泉郷は、全国初「源泉掛け流し」宣言をして3周年になります。
玄関横には、木造りの古く小さい犬小屋風の形をした飲泉所があります。
泉質 含食塩重曹泉と十津川温泉の効能について木板に筆で書かれています。
ミニ木風呂の様な木槽の上部に竹筒湯口があり木製風呂桶に温泉が掛け流しで注がれています。竹筒柄杓もあり飲泉可能で情緒がある飲泉所です。
玄関には、「源泉掛け流し」の提灯と「創業明治42年田花館」の木板が掲げられています。
キャッチフレーズは
98才の宿「田花館」の自慢は、十津川温泉の源泉かけながし100%の「ほんまもんの温泉」です。
体だけでなく心もほっこり暖めるやさしいお湯にお肌もつるつる、自然と顔もほころびます。
との事です。
源泉名 十津川温泉2号泉と7号泉の混合
泉質 ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉
泉温 2号泉 48.7℃ PH 7.4 7号泉 70.2℃
PH 8.4
湧出量 2号泉 610リットル/分 7号泉 290リットル/分
源泉率 100%(自家製熱交換器使用で適温)
加温なし・加水なし・殺菌処理なし・入浴剤なし・掛け流し
家族露天風呂も有るようですが、内湯に入りました。
せり立った岩湯口の横にはプラスチックのコップが2つ置いてありました。これは、湯の新鮮さを表しています。
浴槽は細長く、窓側は石垣の様に配された岩・湯口はひと際高くそびえた岩で、湯滝の様に浴槽に温泉が落とされています。湯口岩は特に温泉の析出物で赤茶色を主流に、こげ茶・白・緑・薄茶色に多彩な色に染まり抜かれています。
また、窓際の岩も白・緑・赤茶色に染まっています。温泉の濃さの証明です。
「ほんまもんの温泉」は、温泉が通るパイプに湧き水をシャワー状に掛け、加水せずに適温冷却する自家製熱交換器使用の、源泉そのままの宿のこだわりが、温泉や浴槽の岩に表れている様に思いました。
掛け流しのこだわりの湯に、ひときわ喜びを感じつつ大変良い湯に極楽往生しました。1人が参考にしています