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乗鞍高原温泉は、乗鞍岳の麓に湧く湯川源泉から八キロも源泉を引っ張り、100軒もの宿泊施設に1500㍑以上の湯を分湯していると言う。そのほとんどが源泉掛け流しというからたいしたものだ。
最新の技術で、源泉より1℃低くなるだけで、ほとんど成分を失わず、硫黄泉の独特な臭いと、細かい湯の華はピュアなままで、白濁湯の好きな方は絶対満足すると思う。
宿泊所はペンションなど、簡易的な建物が多いが、ほとんどが囲炉裏などで田舎らしさを演出した宿が多く、それもまた良しだが、このヴィラのりくらはそれにホテルの快適さをプラスさせたような作りで、連泊してもまったく疲れなかった。
浴場は奇をてらわず、内湯、露天とも長方形の檜の作りで、硫黄臭い白濁湯が掛け流されていて、24時間いつでも入れる。目の前は森林で、夜は満点の星を見ながらの湯浴みは最高の贅沢である。
値段の割に食事(夕食)も頑張っていて、量、質とも大いに満足した。
また従業員の対応も良く、今度は一週間ぐらい滞在したいと思ったほどだ。今の時期、高原の風は爽やかで、標高3026mの乗鞍岳を眺めながらの毎日は、本当に心癒される。1人が参考にしています