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今回の島根旅行の1湯目はこちらの施設でした。ホテルにチェックインした後に車で向かいました。民家と変わらない佇まいですが、隣の方にある郵便局が目印になります。
入り口の料金箱に200円を投入するシステムですが、小銭がなかったので向かいの酒屋さんで両替をお願いしました。(もちろん風呂上がりには地酒を購入)
狭い脱衣所と内湯に浴槽が1つだけの小さな共同湯。地元の方は浴室に入る時に必ず「こんにちは」などと声をかけられます。地域の社交場としても皆さんに親しまれている様子が分かります。
お湯の方は17時以降は加温された掛け流しのようで、小判型の浴槽中央にある筒からほぼ透明な源泉が湧き出ています。金気臭とやや緑がかって濁ったお湯が、温泉の気分を盛り上げてくれます。ただこの時期だと、早めの時間に訪れて加温なしのお湯を味わいたかったです。
また、驚いたのは奥の壁から煙突のような筒が出ていて、筒の両側から加温なしの源泉がドバドバと床に掛け流されていたことです。どうやらそれは体を洗うためのカラン代わりに使われているようで、地元の方はそれを二人ずつ交代で使っておられました。私はそれを上がり湯として使わせてもらって気持ちよく浴室を後にしました。口に含むと、微かな塩味と金気臭でとてもまろやかな味。浴後はさっぱりとして肌がサラサラになりました。
三瓶温泉:ナトリウム-塩化物泉(37.5℃、成分総計2.44g/kg)8人が参考にしています