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この温泉は、新潟県と山形県との境に近くにあり、先日、冬期間、雪のために休業となる直前に宿泊をした。その時は、山々の紅葉が大変すばらしいものであった。でも113号線を途中から曲がり、しばらく走った後、山の中に向かって、砂利道を約7kmも走らなければならない。それなりに整備はしてあるが、道幅も1.5両分くらいで、対向車は、こないでくれと、念じながら、やっとたどり着いた。(途中の紅葉の景色は、申し分ないが、車を降りて、ゆっくりしている暇はなかった。)その道もこの、宿で行き止まりである。人が住んでいないこんなところの温泉をよく見つけたなと思う。マタギの人たちが、見つけたのであろうか?温泉の成分の検査は、明治時代に既におこなっていた事を示す書類がロビーに張ってあったことをみると、昔からは、あったのであろう。部屋は、まだ新しいせいか、きれいで、また結構広く新築の家みたいである。(トイレは共用であるが)
温泉は、薄茶色で、源泉掛け流しとなっている。ph6.6.切り傷、冷え性等に効果があると記載されている。明治時代の書面には、婦人病にも良いと書いてあった。
源泉の温度は、35.1℃で、低い。内湯は、加熱をしているせいか、結構熱い。しかし、露天風呂は、混浴であるが、その源泉の温度のままのせいか、結構、寒い。谷地温泉、日景温泉よりも温度が低い感じがする。 じっと、中で漬かっていたが、体が冷えたような感じである。肌は確かにすべすべする。
露天は、間欠泉で、吹き出し口はちょっと暖かい。結構上まで上がるが、近くに居ると飛沫がかかるため、良し悪しである。中は、茶色い泥?が溜まっているが、そんなには気にならない。
山の奥の宿であるが料理は、非常にうまい。岩魚の刺身など、絶品である。栗もこんなにうまいものなのかと思った。また、通常、盛りつけには、人工の竹の葉っぱみたいの飾りが使われいるが、ここは、生の葉っぱ(それは紫陽花?)を使っている。それに加えて宿の人の丁寧さには、感動しっぱなしであった。
もう一度行きたい宿であった。(道が良ければ、なお良いが)4人が参考にしています