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投稿日:2011年2月21日
筑後川温泉で美肌ゲット!~ふれあい編 (うきは市老人福祉センターちかぜ(閉館しました))
ごんごんさん [入浴日: 2011年2月19日 / 2時間以内]
44.0点
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筑後川温泉郷の1番奥(東側)にひっそりとあるこぢんまりとした福祉センターです。
筑後川温泉郷で掛け流しの施設が少数派だった数年前までは、ちかぜさんは貴重な掛け流し施設ということだったのですが、ここ数年は複数の旅館で湯量豊富な新泉源が掘り当てられているので、以前ほど稀少性は感じられなくなりました。
今回の湯巡りでもお伺いするかどうか迷いましたが、この日最初に訪問した桑之屋さんのすぐ隣でしたし、人の出入りが活発で人気の施設のようだったので、「取り敢えず1回は行っておくか」という、あまり積極的でない気持ちでお伺いしました。
年季の入った公民館のようなこぢんまりとした施設。玄関を入ると、女性の職員さんたちがにこやかに迎えてくれました。
入浴券を自販機で購入し、その券に名前を記入して職員さんに渡すというちょっと変わったシステムです。
大浴場は内湯のみのシンプルな作り。洗い場はシャワーのみ2基、カランのみが4基程度あったと思います。湯船は仕切りで4~5人サイズと2人サイズに分けられていますが、小さい方は空のままでした。
成分総計0.22gの単純泉ですので特徴はあまりありませんが、肌触りがやさしくてよくあたたまるお湯です。色も無色透明ですが、なぜか一際透明感が高いように見えました。
脱衣所に掲示されている温泉分析書によると消毒剤添加となっていますが、塩素臭は全然感じられず、かなりの掛け流し量もあったので、入っていて気持ち良かったです。
連湯だったのでこちらのお湯単体の効果は分かりにくかったのですが、多分お肌がスベスベになって、体のホカホカ感が長続きするお湯じゃないかと思います。
お湯も悪くないのですが、ちかぜさんの最大の特徴は居心地の良さだと思います。
こちらは名前どおり地域の福祉センターで、地元の高齢者が主な利用者です。こういう共同湯的なところは、ごんごんのような余所者が訪問すると、目を逸らされたり、話しかけてくださるときも気を遣われていることが伝わってきたりするので、何かと緊張するものなのですが、ちかぜさんは職員の方も同浴の方もごく自然に接してくださるので、余所者だということで肩身が狭い思いをすることはなかったです。
浴室を出るときには、同浴者の方が口々に「またおいでね」とか「気をつけて湯めぐりしてね」とか声をかけてくださいましたし、出入口で靴を履いているときには詰所から職員さんがわざわざ出てきてくださって、「よかったらまた来てくださいね!」とにっこり笑って仰ってくださいました。その言い方や笑顔に「仕事でやっている」という感じがこれっぽっちもなかったことに、すごく感動しました。
職員さんたちがこういう姿勢でお仕事をされているから、利用者も自分以外の人に思い遣りを持つ心の余裕が出来るのだと思います。そうなると誰もが気持よく利用できるので、施設が少々古くて不便でも、人気が衰えることがないのでしょう。
地味ですが、体も心も温まる良い施設でした。末永く存続して頂きたいです。
・参考URL~うきは市社会福祉協議会
http://www.ukiha-shakyo.or.jp/service/chikaze/27人が参考にしています
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