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群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉
ナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉 泉温 62.7℃ pH値 8.3
関東と越後を結ぶ三国街道として栄えた湯宿温泉。大きなホテルもなくひっそりとしている。この地味な存在の湯宿温泉の老舗の湯本館さんに立ち寄り入浴をさせて頂いた。敷地内に自噴する源泉を持つ。玄関前の駐車場はかなり狭く、4,5台でいっぱいだろうか。
混浴の大浴場の他に、女性用と家族風呂の内湯のみ。大浴場の入り口の戸を開けたら湯気が充満していて浴室内がよく見えないほどだ。中央に円形の湯舟があり、周りが洗い場となっている。湯口エリアは独特で、奥の大きな岩の前は扇形に仕切られ、石がたくさん置かれていてボコボコと源泉が湧き出ている。柄杓とコップが添えられているので、飲んでみると熱かったがほのかに硫黄味(?)がしてまろやかで美味しかった。圧巻なのは、石膏と思われる温泉成分が石に見事に凝固している様だ。空気に触れている部分だけに付着しているのがちょっと不思議だ。手加えいっさいなしの源泉掛け流しの無色透明のお湯は、少しキシキシ感があるが、新鮮そのもので極上湯と言っていい。湯温は、体感42,3℃位で熱めだったせいもあろうが身体の芯からよく温まる。湯上がり後も汗がなかなか引かなかった。
混浴のこの大浴場は脱衣所も男女共用らしい。湯殿の造りといい、女性には少しハードルが高いかも。貸切状態のこの日の私の湯浴みのようだったら別だが…。4人が参考にしています