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会津若松からやや南、東山温泉にある向瀧は、なんといっても登録有形文化財に指定された美しい木造数寄屋造りの建物が魅力の宿です。大正時代の主屋をベースに昭和10年頃に増築された建物は、一部屋ひとへや細部にいたるまで職人の技が込められています。客室は自然の地形を生かして山の斜面にコの字型に配されており、この時期雪に覆われた中庭には夕刻には雪見ろうそくがいくつも灯されて、幻想的な風景を浮かび上がります。
お湯は無色透明ですが、湯口を覆う白い析出物が成分の濃さを示しています。もちろん源泉掛け流し。浴室は昔ながらのきつねの湯、洗い場を備えた猿の湯、3つの貸し切り家族風呂があります。露天風呂がないのは残念ですが、それぞれ意匠が凝らされています。
お食事も、地元の素材を使った素朴ながら手の込んだお料理で、とてもおいしかったです。
暖かいおもてなしも心地よく、お願いしたら番頭さんの解説で宿を案内して下さいました。
どれをとっても最高でぽん太は大満足、文句なしの5点満点です(2006年2月宿泊)。3人が参考にしています