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人がすれ違えないような狭い入口を抜けると、そこには極上の湯が待っていました。
背後から声を掛けられ振り向くと、おばあちゃんと「にゃー」と鳴き足元に擦り寄る猫ちゃんに迎えられました。
ここ、大和温泉の素晴らしさについては、ちょっと筆舌に尽くしがたいものがあります。
硫黄の腐食から守る為かステンレスの浴槽ですが、とても清潔な印象。陽の光を感じる窓辺が清々しく、早速掛け湯して独り湯浴みを楽しみました。
ちょっと鉱物系のアブラ臭もします。塩気もちょっと感じます。浴槽に浮かべられたボート型の湯温計は45℃を指しており、ちょっと熱めの、ヌルヌルする肌滑りが心地いい。緑ライオンの口に蛇口が取り付けられていて面白いのですが、この蛇口を捻ると今度はポワ~ンとしたたまご臭が漂ってきた。スゲエ! 問答無用に唸ってしまう最高の湯です。
ガラスに貼り付けられた魚のタイルが可愛い。
ちっちゃな子供と一緒に来ても喜びそうです。
脱衣所にあるノートの書き込みを見ても、如何にこの個人経営の温泉が親しまれているか想像出来ます。温泉の素晴らしさだけではない癒しの空間が存在しています。フラッと立ち寄った私にも分かる安堵感、親しみやすさ、本当に来て良かったと思いました。
湯上り-おばあちゃんとイスに気持ち良さそうに寝ころぶ猫ちゃんがまた、迎えてくれました。何とも心和む時間。
本当にありがとうございました。
今日の湯浴みは忘れません。40人が参考にしています