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福島県の吾妻山に登る途中にある。「信夫」は「しのぶ」と読む。
名前から、信夫山にあるのかと思ったが、そうではない。
つい最近その存在を知った。
子ども連れだし、吊り橋があるというので興味を持って泊まってみた。
スカイラインに続く道を、高湯温泉の手前で脇にそれるのだが、駐車場への道が怖い。
上から見ると、ほとんどひよどり越え。
車の底を擦ってしまうのではないかと思ったが、無事におりて、車を置き、吊り橋を渡る。
意外にも、この吊り橋が全く揺れない。
ただし、川まではかなりの高さがある。
玄関脇の「歓迎」の札には、我が家の名前しかない。
それにしては、駐車場に何台か車があったが、と思ったら、それは、日帰り入浴の人たちなのだった。
その人たちが帰ったら、なんと、我が一行5人で貸し切り状態。
温泉は源泉掛け流しで、三つある。
内風呂が二つ、露天風呂が一つ。
それぞれ温度が違うらしいが、体感できるほどではない。
いずれも、あまり大きくはない。
洗い場が二つしかなかったりもする。
露天風呂は、それもない。
しかし、何しろ、貸し切り状態なのだから、好き勝手に入り放題。
泉質は濃すぎず薄すぎず、ちょうどいい。充分に堪能した。
場所は、山に挟まれたところで、テレビはBS以外はゴーストだらけ。
ところが、わたしの携帯電話では、ワンセグはちゃんと受信できた。
携帯といえば、auは、フロント付近ではかろうじて通じるが、部屋では圏外。
宿の案内によると、Docomoは、吊り橋を渡って道路の近くに行かないと圏外だそうだ。
場所柄からか、湿度は高かった。
部屋に置いてあった浴衣がじっとり湿った感じ。
どうせ、風呂に入って汗をかくのだから、とわたしはすぐに浴衣に着替えたが、妻は気味悪がって、しばらく広げて乾かしていた。3人が参考にしています