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投稿日:2014年2月26日
建物は古いが、温泉は最高! (旅館 雲海閣(うんかいかく))
放浪人さん [入浴日: 2014年2月21日 / 2泊]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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44.0点
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0 - 点
鹿の湯の源泉を引き湯していると聞いて、ミニ湯治に行ってみた。聞いていた通り、確かに建物は古かった。だが、出迎えてくれた若旦那の応対は素晴らしかった。
隣との壁は薄く、声が突き抜け、しかも外界とはガラス戸1枚で仕切られているだけ。一日中、石油ストーブを点けっぱなしにしても部屋が暖まらない。炬燵に足を突っ込みやっと団を取るしまう。
ここには、有名な硫黄泉とミョウバン泉がある。ミョウバン泉は、この日、いつもは女性用の湯船だけに湯が張られ、貸切で使うようになっていた。ところが、すのこは釘が抜け、板がべろべろの状態。しかも、湯船はタイルがはがれ、コンクリートがむき出しの状態。廃墟の湯船といった感じだった。だが、お湯は素晴らしかった。いつもは39度ほどの泉温だそうだが、訪れた日、42度ほどあり、満足の湯浴みが楽しめた。
硫黄泉の方はいろんな人が書き込みをされているように、長い階段を下りた先にある。大雪の後だけに、その階段の通路は雪に包まれていて、気温はマイナス3度。ぶるぶると体が震えるほどの気温だった。
ヌル湯を10杯ほどかぶり、そっと体を湯船に沈めると何とも言えない極上の浴感に包まれた。“これがこの宿の人気の秘密なのだな”と思ったものだ。5人も入れば満員の湯船だが、それだけに入浴客同士がすぐに打ち解けるのも、この宿の特徴。 向かって左側がアツ湯だが、45度ぐらいの感じだった。宿の若旦那の話では、こちらの方が神経痛には効くらしい。ただ、入り方があって、それを守らないとすぐに湯当たりをするそうだ。
ここは1泊目が4500円で2泊目からは4000円になる。素泊まり専門の宿だが、暖房代も取らない。ちゃんと浴衣もついていて、テレビは無料。今時、本当にありがたい宿だと思う。24人が参考にしています
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