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ずっと泊まってみたいと思っていましたが、やっと念願が叶いました!
土日はなかなか空きがないので平日にやってきたのですが、ごんごんも含めて6組もいらっしゃいました。人気ぶりが伺えます。
前回立ち寄り利用した際は、フェイスタオル1枚で混浴露天に挑み、すっかり目の毒になってしまったはた迷惑なごんごん。今回はその反省を元に、ぴいすけさんが紹介されていた酸ヶ湯温泉の温泉着を前もってお取り寄せしておきました。
不織布で出来たグレーの温泉着はドレス型なのではだける心配がありません。透けないし、適度な厚みで身体に張り付いてもボディラインくっきりにならないしで、ものすごく機能的。
洗いのために1度だけ家族湯(内湯)を利用しましたが、お湯の新鮮さはやはり洞窟風呂がダントツだったので、温泉着フル活用で到着時・就寝前・朝にそれぞれ1時間ほどまったりさせて頂きました。到着時は5-6人男性客がいらっしゃったので、温泉着があるのは本当に助かりました。
ちょっと意外だったのが、洞窟風呂を「ぬる過ぎる」と仰る宿泊客の方が多いこと。メインのお風呂が混浴露天ですし、トイレ・洗面所が共用ということで、「温泉好き御用達」かと思っていたのですが、普通の旅行客も多いようです。
確かにぬるいのですが、この時期でも1時間入っていると、じんわりと額に汗が滲むぐらい温まりました。お湯自体のインパクトは余り強くありませんが、しっかりと効き目が感じられるお湯です。
立ち寄りで来た時は気付かなかったのですが、こちらのお宿は洞窟風呂を中心としたトータル感が素晴らしいです。
ちょっと不便だけどピカピカに磨き上げられた床や柱が凛と美しい建家、地の物を活かした女将さんの手料理、一段と風情を添える手入れの行き届いた木々。
ご主人、女将さん、そしてこのお宿を守ってきた先代たちの手間を惜しまない姿勢が至る所で感じられました。
新しい施設にある快適さはありませんが、洞窟風呂の原始的な力強さと、宿の方たちの温かさが心に染み入るお宿でした。
写真は洞窟風呂から対岸を見たところです。
朝のひんやりした空気に湯気が漂う様子はとても美しかったです。9人が参考にしています