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世界遺産登録が確実視される軍艦島に行き、雲仙温泉の福田屋さんで一泊し、翌日は仁田峠のツツジを見てきました。軍艦島はまるで天空の城ラピュタの世界のようで、なかなか良かったです。仁田峠のツツジもちょうど満開で絶景でした。
一泊二食付に貸切風呂1回付きのプランで13,500円でした。民芸モダンの宿というだけあってなかなか雰囲気の良い宿でした。リーズナブルな値段ですが、温泉は一流で食事も満足できて、おもてなしの心も感じられ、良い宿に泊まれて良かったと感じています。
まず、貸切風呂に入りました。浴槽は二名でいっぱいのサイズですが、薄っすらと緑色がかった白濁(透明度50cm)の硫黄泉が掛け流されており、湯の色と植栽の緑がよく合っていてとても風情があります。貸切風呂入浴時にサービスで付いてくる濁り酒を頂きながらの入浴は格別でした。
湯の濁り具合ですが、大浴場の湯は透明度30cmでしたので、貸切風呂の湯はかなり濁りが薄かった。これは湯が新鮮な為まだ完全に濁りきっていないからです。是非貸切風呂にも入ってもらいたいと思います。
大浴場は内湯と露天が別の場所にあり、一度服を着て移動しなければなりません。
浴槽の湯からは弱い硫黄臭が感じられます。源泉湯口では中程度の硫黄臭に何か他の源泉臭も混じっています。頭から湯をかぶった時に一瞬金気臭を感じました。色は薄っすらと緑色がかった白濁(透明度30cm)でとても美しい湯の色です。白く細かな湯の花が多数舞っていました。味はレモン味です。雲仙で入浴した3軒の共同湯の湯よりも強い酸味でした。肌触りは始め特徴なしと感じたが、しばらく浸かっていると少しツルツル感がでてきました。
露天は植栽を効果的に配してありとても風情があります。露天風呂に浸かりながら横の川のせせらぎに耳を傾けていると、時折ししおどしが「カコーン」と鳴ります。本当にいい風呂でした。
料理は食べきれないほど出てきて、最後のご飯はもう食べられなかったので、おにぎりにしてもらって部屋に持ち帰りました。お皿の上に熊笹の葉を敷いて、その上におにぎりを載せてラップが掛けてありました。このようなちょっとした気配りがうれしいものです。4人が参考にしています