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- 道後温泉本館の口コミ 五感への心配り
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自分も7,8年前にいきました。記憶違いも有ると思いますが。
夕方からと朝早く行きましたどちらも神の湯のみ。
夕方は混でましたね。ゆっくりできる状態ではなかった。
入浴だけでさっさと上がり道後ビールで乾杯でした。直ぐそばです。
「せんざんき」が品切れで食えなかったのが無念です。
明治からの建物に加え迎えてくれる人たちの心配りも含めて確かに文化がありました。
ただ単に時が流れただけの歴史ではなく、公人が訪れた時で無くとも、
毎日毎日幾つかのドラマがありそれが刻まれて、それにより磨かれてきた温泉。
朝はこれが道後かと思い知らされた気がします。
二階席利用です、浴室までの記憶がはっきりしないのですが、まず二階に上がって浴衣を持って
一階浴室だったと思います。ここまでは印象が薄かったのかな。
でここからです。浴室神の湯は石造りで外開部の無い為かのんびり感はあまり持てないが
少し神聖な感じがする。神武より億人に親しまれて来たアルカリ単純泉の湯に
“地震で湧出が止まったんや“などと思いながらゆっくりと浸かり、気分上々で湯から上がる。
貸浴衣を着て腰で帯び締め、微かに軋む音をたてる木製階段を昇ってゆき
二階休憩広間に戻った時が“これが道後か”と気分は最高潮に達す。
広間には誰もおらず、奥から幾つか人数分、歴然と座布団が敷かれその前に浴衣入れ、お菓子とお茶が用意してあった。
簾に囲まれた広間の朝の澄んだ空気と純和風の雰囲気と持て成しのすばらしさの独占、
五感満足、この和みにこれまで何万の人々が魅了されたのか。
サービス面としてはそっけないが無駄なくスマートに満足感を与えてくれた。
あまりに多い人を捌く為にこうなったのか、いつからこのスタイルになったのかわからないが、昔からずっと変わらぬ感じがした。
座布団の置き方、お茶お菓子の選定に至るまで道後の名に恥じないような心配りが感じられた。
一服し窓際に寄り簾を分け開けると燕が飛び交う空がありました。
なんか凡人にも一句出来そうな気分にさせてくれました、がやはり無理でした。
でもこの和みの中でのこの様な場面は、落成以来延々と繰り返されてきているのだと心相に耽させられました。
皇族方の専用玄関が現在正面の裏側にあったりレトロなガス灯に囲まれたり
外観もどこから見てもすばらしい。時代時代で良い方向に進化してきたと思う。
が、ここ近年は色分け階段になったり塩素が入ったりお菓子が煎餅になったりしてるんですか?残念です。
道後の源泉口は28あるそうで、そのうち17を現在使用みたいだけど、温度が違うみたいで
それを4箇所に集め調整して分配してあるそうです。近年塩素が入るまでは昔より安定した良いお湯が流されてたのでは。
古い順に1~28号泉で神の湯に在る源泉口跡は一番古いことになる、二号泉は昭和15年なのでだんとつに古い。
この源泉口が古来道後の湯になるのですかね。
使用してない枯れたのかな?いくつかの大地震のため何回か湧出が止まっている。2人が参考にしています