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10月1日~4日まで島根・湯治の旅に出かけました。
大阪駅桜橋口から浜田道エクスプレスというバス(往復で1万円)に乗り6時間弱で浜田駅に着き、そこから石見交通バスで約35分で有福温泉着。まっすぐにここを目指しました。
通りを歩いて3,4分でしょうか、左側山の斜面に、本なんかで見ていたクラシックな洋風建築が他の建物の陰に見えてきました。
夕方5時前、中に入ると地元の方とおぼしき方が数名入ってられました。それらの方々に会釈して掛け湯をして湯に浸かる。
私はまだまだ修行不足で、色や匂いのついた温泉なら分かりやすくていいんですが、ここは単純泉。それでも、シルクのようになめらか、と形容した温泉評論家がいて、なるほど、ツルツルの肌触り。湯船は若干熱めで、他の方々も浴槽から出て小休止を取ってからまた湯に浸かられていて、私もしばし湯に浸かると休みを取ってからまた湯浴みをしました。
2階には無料休憩所があって、畳の上ではおばさんが一人寝転がってテレビを見ていました。壁際には昔の有福温泉街の白黒の写真が何枚も展示されていて、しばし見入る。歴史を感じると共に、写真に写っている人々はおおむね気取ったポーズを取っているのが微笑ましい。
なめらかな湯とクラシックな洋風建築、いつまでも残っていてほしい、と思った次第。
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