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08' 11/26(水)、熊野古道を発心門より大斎原まで巡礼歩きをして、それから湯の峰温泉に直行、「つぼ湯」と「湯の峰温泉公衆浴場」のくすり湯に湯浴みを果たし、湯の峰のお蕎麦屋さんでちょちょっと昼飯のお蕎麦をかっこんだイーダちゃんはまたまた愛車をヘイホーと駆り、湯の峰温泉からR311を右折してつつーっと温泉トンネルをくぐったところにある、こちら、ここも有名な川湯温泉に14:00、やってまいりました。
個人的な話でまたまた恐縮なんですが、実はこちらも僕にとってひさびさの訪問ということになるのでした。やはり学生時代、テントをもった友人とこちらのお風呂に共に訪れまして、野天風呂に入り、ビールも飲んで、川の中州にテントを張って一夜を明かした遠い記憶が、雄大な大塔川沿いの道をゆっくり歩いているうち、過去のなかからゆっくり呼びさまされていき、
「ああ。こんなだったっけなあ・・・」
天気は快晴。遠くの山肌がいつもよりぐーんとクリアに見える秋日和。胸に痒いような追憶にやや浸りながら、有名な仙人風呂を見物してみたり。
おお! やっぱ、でっかいなあ(^^;>
平日のせいかお客は少なく、この無料の超有名露天に、よし、浸かるか、と意気込んだ瞬間、背中からどやどやとひとの気配。お。浴衣姿の集団さんです。賑やかな、ちょっとお酒の気配あり。おし、これに混じって、と思ったら、ありゃりゃ、このおじさん集団、みんな水着持参じゃあないですか。全部で12.3人。女性陣もいくらかあり。若いコもいる。僕あ、裸で野天に入るのはそう抵抗はないんですが、水着集団のなかにふるちんヌードで飛び込んでいくっていうのは、あーん、珍しくもなんだか躊躇しちゃいましたあ(ToT)/
嗚呼、惜しい・・・あとできっと後悔する、と後ろ髪を引かれつつ、仕方なくちょっとさきの「川湯温泉公衆浴場」へ。
ところが、これが極上湯だったんだなあ。
掛け流しの名湯。お客は有難いことにオンリー・ミー。湯舟から窓をあけると交通標識の赤い看板と大塔川の清流と紅葉とがいっぺんに眺められます。ああ、綺麗。窓の外の交通看板に片手を置いて、じっくりやんわり30分ほどの入浴を楽しませていただきました。
よもやコレ、熊野詣でのご褒美だったりしてね、なんてひとりでほくそ笑みながら肩まで浸かる川湯のお湯の柔らかいこと。
湯の峰のお湯とはまたちがったお湯に身体の芯まで染められて、ふかしたてのシュウマイのようにほくほくになったイーダちゃんは、両肩からかすかーに硫黄臭のする湯気をあげながら、敗者復活、再びの仙人風呂トライを「うむ、いくか」とおもむろに決意したのでありました。3人が参考にしています