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夏の避暑を求めて食事付き和室で3時間という日帰りコースで訪れた。僅か20㍑前後の湧出量ということで、塩素臭は覚悟していたが、消毒関係の臭いはほとんど感じなかった。
30年前、友人とボーリング大会に来た思い出があるが、当時は活気がありすぎて温泉宿とは思わず、風呂にも浸からなかったが、今回はセミの声をBGMにゆっくり湯浴みを楽しんだ。
全体に建物は古いが、通された部屋はリニューアルされており、窓の一枚ガラスが向かいの緑の山を写して、のんびりとした気分になれた。
ただ、食事はごくありきたりの品目で、奥水間温泉のように月代わりの創作的な料理がなく、天ぷらは固く冷めて、カロリーだけが高そうだった。名物の鮎も、驚くほどうまくない。
露天風呂付の部屋などもあるそうだが、「温泉ではありません」という表示が白ける。ボーリングなどで湯脈を掘り当て、湯量豊富なラジウム泉なら…と勝手な空想をしてしまったが、宴会などにはいいだろうが、温泉を求めて…はパスするかも知れない。1人が参考にしています