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別所温泉・渋温泉と並んで信州の外湯三大聖地です。
13箇所ある外湯のうち「大湯」には薬師三尊が、他の十二湯には十二神将が奉られています。
「滝 の 湯」 毘か羅大将(びからたいしょう)
「真 湯」 招杜羅大将(しょうとらたいしょう)
「熊の手洗湯」 因達羅大将(いんだらたいしょう)
「上 寺 湯」 波夷羅大将(はいらたいしょう)
「麻 釜 の湯」 摩虎羅大将(まこらたいしょう)
「河 原 湯」 真達羅大将(しんだらたいしょう)
「横 落 の湯」 珊底羅大将(さんてらたいしょう)
「松 葉 の湯」 宮毘羅大将(くびらたいしょう)
「十王堂の湯」 あに羅大将(あにらたいしょう)
「新 田 の湯」 安底羅大将(あんてらたいしょう)
「秋 葉 の湯」 伐折羅大将(ばさらたいしょう)
「中 尾 の湯」 迷企羅大将(めきらたいしょう)
平成10年6月19日に開眼供養・御遷座式が行なわれ、もうすぐ8年目を迎えようとしています。
天然記念物の麻釜熱湯噴湯では名物・野沢菜を茹でる光景などが見られるように、とにかく生活に密着した温泉場という印象。外湯にも洗濯場があり、早朝からおばちゃん達が集い、世間話をしながら洗い物をする姿があります。
寡黙な地元の方との入浴は、足先が痺れるような激熱の湯でした。どこの浴場も味わい深く、懐かしさの中にも神々しい凛とした気品のようなものも感じられ、ゾクゾクするような存在感が伝わって来ました。
地元の方の温泉を大切にし、共に生きていこうとする姿勢。気取らず、媚びず、淡々とした中に見えてくる人情。その暖かさに少しだけ田舎を離れたことを後悔したりして…。
狭い路地裏を、地図を片手に浴場巡りを満喫しました。以前隣村に住んでいながら、ほぼ20年ぶりに訪れた野沢温泉。素晴らしい聖地です。1人が参考にしています