-
石川県人としては押さえておきたい温泉の一つです。
入浴料自体は無料ですが、白山スーパー林道の通行料3150円(÷人数分)がかかります。
っと、ここまでは通常の林道通行可能時のたどりつき方なのですが、
今回は高い通行料に比べ超格安で入湯してきました。
姥ヶ滝の駐車場から一気に谷底までの階段を降りしばらく谷沿いを上ると親谷の湯と姥ヶ滝が見えてきます。
露天のみで簡易な服を置くところ、あとは上にトイレ兼休憩所があるのみです。
湯は含食塩重曹泉ですが97度の高温のため加水されており、
湯舟を渡らせている竹筒を湯口からずらして湯の供給量を変えて温度調整します。
姥ヶ滝を流れ落ちる豪快な音を聞きながら谷の流れを見ながらの湯は
ここまでたどりつく疲れを取るには充分なものでした。
混浴ですが女性の方はよほどの勇気が泣ければ無理でしょう。
しかし帰りの心臓破りの階段は見事温泉効果を吹き飛ばしてくれるので体力の余力を残すように(苦笑)。
超格安で入りに行く方法ですが、無論違反行為などしておりません(笑)。
毎年5月下旬の土日に「白山スーパー林道ウォーク」というイベントが開催されております。
例年6月上旬に車両開通する前に歩いて林道を散策してもらおうというイベント、
ちなみに車両開通時は歩行者自転車等通行不可なので車などで高い通行料を払わないとたどりつけません。
しかしこのイベント時は手前の一里野温泉スキー場駐車場に車を停め、
往復200円払って中宮レストハウスまでシャトルバスで行き、
中宮料金所で保険料等込みの参加料300円を払えばレストハウスから往復約11km歩きますが、
200円+300円=500円で水法の滝(の予定が落石のため姥ヶ滝&親谷の湯まで)たどりつけます。
ずっと登りですが車道を歩くものなので姥ヶ滝駐車場までは楽々行けますし、
途中滝が点在するなど見どころもあるので気がついたら終点まで行っちゃったといったところ、
谷あいの所々に残雪が残っており、谷を抜ける水流れと合わせての冷たいそよ風は
歩く人を癒す清涼剤、通常時の車で一瞬に通過してたら感じないものでしょうね。
なお本来は5/20-21に開催予定だったのですが今年は豪雪で除雪が遅れたため2週間延期されました。
ビンボーな私にはもってこい?のイベントでここに入湯すべく以前から狙っており、
朝一番で到着した時はある程度予想通りの混みぐあいだったのですが、
時間が経つにつれて予想以上の混雑、林道は往復路とも街の歩行者天国状態になっており、
歩く人をよく見たらバッジをつけたツアー客が押しよせておりました。
到着直後は余裕で入湯できたのですがツアー客が足湯しはじめたおかげでやむなく脱出、
姥ヶ滝上流に親谷の源泉があるのですが「立入禁止」の看板と監視員がいたのであえなく断念、
居合わせた方に聞くと「(吉野谷)村だった当時はこんな看板などなかったのにね」とのことです。
本当は川原に湧く源泉も入りたかったのに…
露天を含め源泉まで(こっそり)行くには車開通時にしか行けなさそうです。
せいぜいの慰めとして露天奥にある川原で滝を見ながらビールを空けていると、
対岸に湯が噴き出ており、源泉が湧き出てるのを改めて実感しました。
帰る頃には露天は完全に足湯状態、昨年鐘釣温泉でツアー客が押し寄せてた悲劇がここでも…。
帰りにレストハウスに並んでたバスを見るとほとんどが関西方面からの日帰りツアー客でした。
来年以降も同時期にこのイベントが行われるはずなので、散策目的で行かれてはいかがでしょう。
しかし親谷の湯目的なら個人で朝一番で到着する気持ちで行かなければとても入湯できません。
なお散策目的なら前日一里野温泉宿泊者限定で秋の紅葉時期にも同様のイベントがあります。
またイベント開催時のみ下流の中宮温泉各旅館の立ち寄り湯が500円→400円になってました。
(2006.6.4入湯)0人が参考にしています