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群馬県 関晴館(旧 関晴館別館)【経営者変更の為非公開】
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群馬県/吾妻
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投稿日:2016年7月30日
お湯に触れればお湯も緑に (関晴館(旧 関晴館別館)【経営者変更の為非公開】)
sinさん [入浴日: 2016年7月27日 / 2時間以内]
44.0点
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尻焼温泉と言えば川の底から温泉が湧出する川風呂が有名だが、他に温泉旅館があることなど多くの人は知らない。私が関晴館の存在を知ったのも最近のことで、泉質、施設、湯使いなどから訪ねてみようと思い立った次第である。関晴館は、川風呂の少し手前の長笹沢川沿いにある。日帰り入浴の受付は12時30分から16時までで、母屋で入浴料を支払うと別棟の浴室への行き方を教えてくれる。入浴料は500円。
内湯は、コンクリートに三波石など大小様々な自然石を埋め込んだ造りである。10人ほどが入れる大きさで、無色透明なお湯が掛け流されており、湯温は42度ほどか。源泉は尻焼温泉・営林署源泉で、カルシウム、ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉である。硫酸塩系の匂いがし、石膏味がする。湯舟の縁や周りのそこここに白い析出物が見受けられる。ガラス戸を大きく開け放っているので、風が通り清々しい。眼下に長笹沢川の流れが見える。対岸の緑が湯舟に映り混んで、すべてが緑色に染まりそうである。
露天風呂も石を埋め込んだ造りで、10人ほどが入れる大きさである。湯温は41度ほどであった。開放感があって気持ちがよいが、清掃が行き届いていないのか水苔、湯垢の類が少し漂うていた。
私が関晴館を訪れたのは平日の14時過ぎであったが、他に日帰りの客は無く、1時間ほどの間終始一人であった。以前沢渡温泉について「苦戦を強いられているイメージ」と言ったが、関晴館の知名度はさらに低かろう。しかし、一帯の応徳、四万、沢渡などと比べても泉質は劣らない。掛け流しで、内湯、露天ともに広い。ロケーションは申し分が無い。そのうえ無料の川風呂は、格好の目くらましになってくれている。
関晴館のような存在を、穴場と言うのだろうと思った。
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