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09' 5月13日水曜日---
2連泊した北温泉を朝湯ののち早目に出まして、イーダちゃんは那須のロープウェイに乗り(このロープウェイは大型。優に20人は乗れそう)、那須岳登山を敢行しました。行先は、前日に予約を入れておいた、那須岳のさきにある、憧れの山の温泉・三斗小屋温泉! ところがこの日は天候が意外な荒れ模様、特に風がもの凄くって、体感温度はほとんど0度、あまりの強風のため峰の茶屋の避難小屋で一時休憩していると、ほかの登山客もやっぱり避難小屋のなかに避難しにやってきました。
皆、あまりの強風のため進路を変更しようか迷っている模様。
僕はでも案外早く見切りをつけて---これじゃあ登山はとても駄目だ、雨が降ったら地獄になる、と思ったので---暖かいコーヒーを頂いた親切なご夫婦にお礼を述べ、いちばん最初に下山しはじめたんですが、これがラッキー、僕の降りた11:48の便を最後に、その日のロープウェイは運行中止、残された避難小屋のひとたちは毛布で避難小屋泊まりとあいなってしまったのです。
どーしょーもないこととはいえ、これには少々胸が痛みましたね。ましてコーヒーをくれた親切なご夫婦は、以前にも山小屋で泊まるはめになったことがあるとおっしゃってましたから、今回で2度目ということになりますもの。5月とはいえ山のうえは完璧な冬、大丈夫だったでせうか(^.^;>
で、ロープウェイを降りてから三斗小屋温泉に早々断りの電話を入れまして、クルマで塩原へ---山頂は冬将軍の風地獄だったというのに、下界はのほほーんといい天気なのがふしぎでしたねえ---で、なんとなく新湯あたりまできてしまいました。
「そうだ。湯荘白樺さんにはいったことなかったっけ」
ということで実に気紛れに立寄り決定。フロントでちょっとお話してみると、部屋もあいてるというので、一泊の泊まりも瞬時に決断しちゃいました。ただし、今回は食事付き、自炊でも素泊まりでもない、久々豪勢なパターンなり。
湯荘白樺さんのお湯、皆さんの情報通り、素敵でした。
男女別の入口がなかで混浴みたいになっている露天も素敵、あと、とろーりと濃い硫黄臭を逃すために、常に窓が半開きになってる、木製の、風情ある白濁内湯もまたたまんなかった。
登山疲れの筋肉痛キシキシDNAに、柔らかい硫黄泉が染みること染みること・・・。
ほんと、新湯はいい、いいです(^o^)/
ただ、久々体験する、二食付き、布団敷きサービスありのパターンは、逆になんか馴染めませんでした。あまりにも素泊まりや自炊に慣れすぎて、恒例の万年床作りができなかったのがちょっと辛かったかも。あと、あの食事は、やっぱ、豪勢すぎですヨ。お刺身の生春巻きのサラダ風、リトルしゃぶしゃぶ、酢のあえもの、貝、漬物5種、エトセトラエトセトラ・・・残すまいと全部食べたら死にそうになりました。旅では粗食、というパターンがすっかり身体に染み付いてましたからねえ、もちろん旨いんですが、僕は粗食のほうに軍配をあげたい気がしましたヨ。
ただ、お風呂は、こちら、サイコーですから。
翌朝、お隣りの共同湯「寺の湯」を訪れますと、あらら、20
代の若夫婦が先客でおられ、「こんにちわーっ」と混浴してまいりました。この栃木発のご夫婦、奥さんのほうが温泉マニアで、よくあちこちんのお風呂にでかけるというのです。混浴もドシドシ挑戦するというパワーがなんか凄い。この奥さん「湯荘白樺」のお湯も知ってらっしゃいました。風呂置きの湯の花を身体に塗るとすべすべになるって気に入ってましたね。あと奥鬼怒の温泉の話なんかもでて楽しかったな。
結論、温泉ってやっぱり素適です。
今回は風に阻まれて行けなかったけど、次回は三斗小屋温泉にもぜひ雪辱を果たしたいものですね(^^;>
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