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投稿日:2016年3月9日
全てに満足のいく癒しのホテルだった (奥日光森のホテル)
あびさん [入浴日: 2016年2月28日 / 1泊]
55.0点
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55.0点
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44.0点
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55.0点
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55.0点
東武日光駅からバスで75分、湯元温泉終点から徒歩3分との事だったが道中些か疲れてしまい、3分の道程が10分にも感じる中やっと辿り着いたホテル。ベテランスタッフにラウンジに案内され、温かい汁粉とお茶が運ばれて来た。ゆっくり頂いてホッと一息ついた頃、イスに腰掛けたままのチェックイン手続き。最初に携わってくれた、そつの無い穏やかなスタッフの感じ良さに大変気を良くしての快適なホテル滞在となった。至る所にさりげなく置かれた小さな一輪挿し、品の良い壁の飾り、流れる時間や空気迄がゆったりハイセンスな物に感じられる落ち着いた空間。中庭にはしめ縄の巻かれた立派な御神木。『御神木テラス』との事。季節を変えての楽しみ方が幾つも想像出来た。今は未だ真っ白な中庭に向き合うように置かれた長椅子のある部屋にて一泊、静けさと白銀の世界に、他には何も要らない満足感があり滞在中ただの一度もテレビを付ける事もなかった。内湯は若草色がかった乳白色の硫黄泉。2m×5m位の大きさか!?細長く手前は適温なので奥の湯口付近の少しでも熱い方で、十分に温まってから露天へ出た。初日の午後は透明だった湯が夕刻には翡翠色の白濁へと変化していた。こんなのを目の当たりに出来たのも幸運。しかも2日通して、毎回ほぼ貸切状態。なんと言う贅沢!!ただ『奥日光随一規模の露天風呂』を期待すると些か拍子抜けするのでマイナス1点。湯槽サイズは内湯とほぼ同サイズだと思う。ただ四季の山々を極近で眺めながら、また夜には街中とは比べものにならない程の星の瞬きを仰ぎ見ながら入る露天のダイナミックさと言ったら・・来て良かった、また季節を変えて来てみたい!内湯、露天共に十分な湯の華、湯の香を感じられた。食事は料理もさる事ながら器にも凝っており目でも味わえる物だった。肉嫌いの自分も思わず『うまっ!!』と思った日光牛しゃぶ、ホテル自家製とろろ蕎麦、八汐マスの造り等、出来る事なら別注で堪能したい物が沢山あった。サービスで付いた白ワインも優しい風味で文字通り終始美味しい料理に酔いしれた。朝食バイキングではテーブルの上が寂しい自分の席に温かい小鉢を代わる代わる運んで勧めてくれる等、事務的でない優しさの感じられる折り目正しきスタッフの感じ良さ。従業員教育にも抜かりない良いホテルとの安心感を益々得た。
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